SNSの中毒性、対策訴え…慶応大で「情報的健康」国際シンポジウム

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 デジタル空間における情報摂取のバランスを意識する「情報的健康」の実現に向けたシンポジウムが21日、東京都港区の慶応大三田キャンパスで開かれた。同大「 クロス  ディグニティセンター」の主催。デジタル空間の公衆衛生に詳しい米メンフィス大のティナ・プルナト客員研究員が講演し、中毒性が指摘されるSNSの利用について「健康に害を及ぼすのであれば、私たちは介入していく義務がある」と訴えた。

慶応大で開催された「情報的健康」に関するシンポジウム(21日、東京都港区で)=富永健太郎撮影
慶応大で開催された「情報的健康」に関するシンポジウム(21日、東京都港区で)=富永健太郎撮影

 プルナト氏は、「ソーシャルメディアは私たちを夢中にさせるために作られており、特に脳が発達途上の若者への中毒性が明らかになりつつある」と指摘。オーストラリア議会で11月、16歳未満の子どものSNS利用を禁止する法案が可決された事例を挙げ、「集団レベルで使用を規制・制限することが社会規範を変える唯一の方法だ」と強調した。

 講演に続き、国内外の研究者が「情報的健康」の概念や取り組みを国際的に普及するための方策などを幅広く議論。「情報的健康」に関する共同研究を行うため、同センターや欧米、アジアの研究機関・研究者による連携協定を結ぶことで合意した。

 同センターの共同代表を務める山本龍彦・慶応大教授は、「自律的で、主体的な情報摂取を可能にする環境や仕組みのあり方を問う『情報的健康』はいまこそ必要だ」と呼びかけた。

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