雪山で連携救助感謝状 南魚沼署 転落女性4人で引き上げ

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森山署長(右)から感謝状を受け取った(左から)野上さん、岡田さん、長井さん(12日、湯沢町のかぐらスキー場みつまたステーションで)
森山署長(右)から感謝状を受け取った(左から)野上さん、岡田さん、長井さん(12日、湯沢町のかぐらスキー場みつまたステーションで)

 湯沢町のかぐらスキー場近くの雪山を登山中に雪の割れ目に転落した東京都内の30歳代女性を連携して救助したとして、南魚沼署は12日、男女4人に感謝状を贈った。女性に目立ったけがなどはないという。

 感謝状を受け取ったのは、南魚沼市の石打丸山スキー場スタッフ野上建吾さん(52)と前橋市の社会福祉士岡田陽一さん(52)、湯沢町のバックカントリーガイド長井里奈さん(50)、千葉県船橋市の介護福祉士山内鉄也さん(58)。

 同署などによると、女性は2月26日午前11時20分頃、バックカントリーで一人でスノーボードをしようと、湯沢町の神楽ヶ峰(標高2030メートル)周辺の尾根近くをスノーシューで歩いていたところ、深さ5メートル以上の割れ目の上を覆っていた雪を踏み抜いた。背負っていたスノーボードが雪面に引っかかり、助けを求めていたところをスキーで移動中だった野上さんが発見した。

 スキー場スタッフとして救助訓練経験のある野上さんは、スキー板やザックを使って、宙づりになった女性がさらに転落しないように固定。さらにスキーで通りかかった岡田さんに現場の正確な位置を調べてもらった。

 一方、長井さんは山内さんのガイドとして通りかかった。長井さんは町山岳遭難救助隊員でもあり、女性のうめき声から容体の悪化を感じて4人で女性を引き上げた。4人は女性に防寒具を着せ、温かい飲み物を飲ませるなどした後、同署の依頼で一緒に下山した。

 12日は、野上さん、岡田さん、長井さんが贈呈式に出席し、森山明署長から感謝状を受け取った。森山署長は「勇気を持って救助してもらってありがたい」と感謝した。

 野上さんは「みんながいたから助けられた。女性もまた遊びに来てほしい」と語り、岡田さんは「山の厳しさを思い知らされた。自分もスキルアップしていきたい」と話した。

 大雪の今季は割れ目が発生しやすいといい、長井さんは「バックカントリーに出るには装備と、地形などを自分で見極める力を身につけることが大事。できればガイドや仲間らと楽しんでほしい」と強調していた。

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