病院職員78人・2133時間の時間外手当未払い、医療センターに是正勧告…「始業前出勤の雰囲気あった」

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 看護師らの勤務時間の管理が徹底されていなかったとして、南奈良総合医療センター(奈良県大淀町)が大淀労働基準監督署から是正勧告を受けていたことがわかった。半年間でのべ78人分の時間外勤務手当(残業代)で、2133時間に相当する計約468万円が未払いだった。

 病院によると、労基署は昨年7月30日に立ち入り調査を実施。職員の出退勤簿の打刻時間と、時間外勤務を登録したデータの時間にずれがあるとして是正勧告し、昨年1~6月分の出退勤簿や給与明細などを正確に把握するよう調査を求めた。

 調査の結果、78人分2133時間の時間外勤務手当が適正に支給されていなかったことが判明。10月末、看護師らに未払いになっていた分を支給した。病院は11月と今年1月、労基署に経過の報告とともに、時間外勤務の適切な申請の周知や、申請漏れ防止のため、出退勤の打刻を管理するシステム改修といった改善策を伝えた。

 病院は一部の看護師の間に「始業前に早く出勤するのが当たり前という雰囲気があったことは否めない」と説明し、強制的な勤務ではなかったとしている。

 病院を運営する南和広域医療企業団は「今後このような申請漏れが生じることがないよう、適切な勤務時間の管理に努める」とコメントしている。

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