米国務省、「親ハマス」留学生のビザ取り消しへ…SNS投稿をAIで調べ見つけ出す
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【ワシントン=淵上隆悠】米ニュースサイトのアクシオスは6日、複数の関係者の話として、米国務省が人工知能(AI)を使ってイスラム主義組織ハマスに親和的な留学生を見つけ、査証(ビザ)を取り消すことを決めたと報じた。
国務省は数万人に上る留学生のSNSについて、ハマスに共感を示す投稿がないかなどをAIを使って調べる。アクシオスは、「米政府による外国人の行動や言論に対する規制が劇的に強化される」と伝えた。
米国では昨年、ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルに対する抗議デモが各地の大学に広がり、外国人を含む多くの学生が拘束された。トランプ大統領は1月、「反ユダヤ主義」の取り締まりを強化する大統領令に署名し、「ジハード(聖戦)を支持する在留外国人は見つけ出し、追放する。大学にいるハマスの信奉者のビザも速やかに取り消す」と宣言していた。