米政府機関にサイバー攻撃、中国公安当局者ら12人を起訴…中国拠点のハッカーらか
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【ワシントン=向井ゆう子】米政府は5日、中国政府の支援を受けて、米国やアジアの政府機関などにサイバー攻撃を仕掛けていたとして、中国公安当局者2人を含む12人の中国人を起訴したと発表した。
米連邦捜査局(FBI)などの発表によると、このうち10人は、米財務省や商務省、米国の州立大学や報道機関などを対象にハッキングを仕掛け、電子メールや携帯電話などの情報を盗むなどした。台湾、インド、韓国、インドネシアの外交当局も対象に含まれていた。
残る2人は「APT27」として知られる中国を拠点とするハッカーで、2011年ごろから、米国の情報を中国政府に渡し、報酬を得ていた。このハッカーらは「米軍を混乱させたい」などと語っていたという。
米国務省は声明で、中国によるサイバー攻撃を「米国の安全保障上の最大の脅威の一つ」と非難した。
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