ネット利用 クイズで学んで
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鳴教大生 アプリ開発
県警サイバー課と連携 児童に情報モラル授業
小中学生の情報モラル教育に活用しようと、インターネット使用時の注意点をクイズ形式で学べるウェブアプリを、鳴門教育大4年森下駿之介さん(23)が開発した。県警サイバー戦略推進課と連携して学校への出前授業で活用している。子どもたちが関心を持って必要な知識を身につけられるように考案したという。(荒川紘太)
アプリを使えば、SNSやオンラインゲームを利用する際のルールやマナーを踏まえ、3択クイズを作れる。森下さんは「クイズを解く側だけでなく、作る側も主体的に考える力が身につく」と狙いを語る。
森下さんは県立徳島科学技術高在学時から情報分野を学び、高3のときには難易度によって4区分される情報処理技術者試験でレベル3にあたる「応用情報技術者」の資格を取得した。
大学入学後は、関心のあったネットリテラシー教育を研究。県警サイバー犯罪対策アドバイザーを務める曽根直人教授のゼミに入ったのを機に、昨年4月からアプリ制作に取り組んだ。
曽根教授の依頼で、試作アプリの監修を県警のサイバー犯罪捜査官が担当したことから、森下さんがアプリを使った出前授業をすることになった。
12日に徳島市大松小学校の6年生のクラスで出前授業があった。冒頭、29人の児童にSNSや情報端末を使う際に普段意識していることや注意すべきだと考える点をワークシートに書き出してもらった。
それを踏まえ、児童は4、5人ずつの6班に分かれ、SNSやオンラインゲームの利用方法に関する問題をアプリで作成。各班が「『100万円当選したので、クリックしてください』という広告が表示されたら」「次のうち、年齢制限のあるSNSは」などのクイズを出題し、残る児童が正解と思う選択肢に手を挙げていった。
森下さんと同課の警察官は問題に補足する形で、一部サイトにアクセスするとウイルス感染や個人情報流出の危険性があることや、多くのSNSの対象年齢が13歳以上であることなどを解説した。西山龍平君(12)は「ネット広告を見たら、むやみにクリックしないよう注意したい」と気を引き締めていた。
森下さんは今春から県警で勤務することになるといい、「SNSなどを悪用して子どもたちを狙う犯罪がなくなるよう、検挙や啓発に取り組みたい」と意気込んでいた。