家事の負担、女性「自分9割」・男性「自分2割」が最多…「とも家事」推進の栃木県がアンケート 

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 家事や育児の負担が偏らないよう分担する「とも家事」推進を掲げる栃木県は、県内夫婦の家事分担についてアンケート調査を行った。家事の負担割合では、女性は「自分9割」の回答が最多で3割近くを占め、男性は「自分2割」が最多で2割を超えており、男女間の不均衡が改めて浮き彫りになった。

 県人権男女共同参画課によると、調査は昨年12月5~19日の間にインターネットで実施。県民498人の回答のうち、既婚で同居中の20~40歳代の男女383人分を集計・分析した。

 家事の負担割合の設問では、女性は「自分9割」が28・6%で最多となり、次いで「自分8割」が20・6%、「自分7割」が18・7%。自分が7割以上負担しているという回答が全体の8割近くを占めた。男性は「自分2割」が23・5%で最多となり、「自分5割」の22・1%、「自分3割」17・6%が続いた。

 家事分担の不公平感の設問では、女性は「強く感じる」が23・8%、「やや感じる」が34・9%、「あまり感じない」が32・4%。男性では「強く感じる」が7・4%、「やや感じる」が23・5%、「あまり感じない」が51・5%だった。男性より女性の方が、不公平感を覚えていることがうかがえる。

 女性に家事負担が偏ることへの改善意識について聞くと、「改善すべきだと思う」が45・7%、「できれば改善すべきだと思う」が43・3%で、大半の男女が改善に肯定的だった。これに対する解決策(複数回答可)では、「男性の職場環境(労働時間や上司・同僚の理解など)の改善」が44・6%で最多だった。

 同課の担当者は「男女ともに改善しようという意識はある。家事の分担や総量を減らす『とも家事』を推進し、効果的な取り組みを検討したい」と話した。

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