非公開の百条委音声データ、維新の増山誠・兵庫県議が立花孝志氏に…「伝えるべきだと」
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兵庫県議会の百条委員会メンバーで日本維新の会の増山誠県議(46)は19日夜のインターネット番組で、昨年10月に非公開で行われた百条委の証人尋問の音声データを政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏に渡したと明らかにした。
音声データでは、証人尋問に応じた片山安孝前副知事が、告発者の男性職員(昨年7月に死亡)の私的情報について発言しようとし、奥谷謙一委員長が制して一時中断する場面が含まれていた。百条委は昨年11月の知事選に影響が出ないよう、この証人尋問を非公開とし、選挙後に録画を公開する方針だった。
立花氏は知事選期間中、音声データをSNSで公開。告発者は私的情報が漏れることを恐れて自殺した可能性が高いのに、百条委がそれを隠したと主張した。SNS上では、「(百条委は)都合の悪い部分を隠している」などの投稿が相次いだ。
番組で増山県議は「問題の背景に何があるのか伝えるべきだと考えた。提供したこと自体はルール違反なので、謝罪させていただきたい」と語り、百条委の委員を辞任する考えを示した。
奥谷委員長は「事実であれば残念だ。事実関係を確認した上で何らかの対応を検討したい」とのコメントを出した。