西日本新聞社の元社員、客員教授として出向していた九州大学に出張旅費を架空請求…238万円を不正受給
完了しました
九州大は13日、西日本新聞社(福岡市)から客員教授として出向していた編集局の部長級だった元男性社員(当時50歳代)が2015~21年、出張旅費を架空請求し、計約238万円を不正に受け取っていたと発表した。元社員は同社からも交通費などを不正受給し、22年に同社から懲戒解雇処分されている。
発表などによると、元社員は15年4月、九大大学院法学研究院に出向し、同社の寄付講座で授業を担当。21年7月までの6年4か月間、セミナーやイベントへの参加で出張したと偽り、37件の架空の旅費を請求した。また、出勤していないのに出勤したと偽って給与の一部も不正受給した。元社員は一部弁済しているという。
元社員は15年4月~21年8月、同社から架空や私用の交通費約560件計約150万円を不正に受け取った。同社は「深くおわびし、信頼回復と再発防止に努める」としている。