ゲームアカウント乗っ取り不正に利益、男子大学生と無職の男に有罪判決…佐賀地裁「常習的な犯行で悪質」
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オンラインゲームのアカウントなどを売買する仲介サイトで、他人のアカウントを乗っ取り、不正に利益を得るなどしたとして、電子計算機使用詐欺罪などに問われた男子大学生(20)と無職の男(21)の被告2人に対し、佐賀地裁は12日、それぞれ懲役3年、執行猶予4年、罰金30万円(求刑・懲役3年、罰金30万円)の判決を言い渡した。松村一成裁判官は「常習的、職業的な犯行で、悪質というほかない」と述べた。
判決によると、両被告は2023年2~5月、仲介サイトに架空出品したゲームアカウントの購入希望者を、仲介サイトのフィッシングサイトに誘導し、購入希望者のアカウント情報(ID、パスワード)を不正に入手。その上で、仲介サイトに架空のゲームアカウントを出品するとともに、入手したアカウント情報を使って、仲介サイトに出品した架空のゲームアカウントを購入する手続きを繰り返し、仲介サイト側から不正に計約17万円の利益を詐取するなどした。
松村裁判官は判決で、不正に利益を得る過程で、その手続きを自動化するツールや複数のIPアドレス(インターネット上の住所)を使い、十数人分のアカウントも不正に乗っ取られていたと指摘し、「手口は複雑かつ巧妙。社会的影響も軽視できない」と判断した。一方、両被告が反省の態度を示していることや若年であることなどを踏まえ、それぞれ執行猶予を付けた。