「シンゾーは偉大な友人」と悼んだトランプ氏、会見中に5度言及…「安倍氏の『遺産』で成功」見方も

スクラップ機能は読者会員限定です
(記事を保存)

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 【ワシントン=太田晶久】米国のトランプ大統領は今回の日米首脳会談の日程を通じ、2017~21年の第1次政権時に蜜月関係を築いた安倍晋三・元首相に再三、言及した。政府内には「安倍氏の『遺産』が会談を成功に導いた」(高官)との見方も出ている。

はゴルフで親密さをアピールするトランプ氏(左)と安倍氏(2019年5月26日)
はゴルフで親密さをアピールするトランプ氏(左)と安倍氏(2019年5月26日)

 トランプ氏は会談の冒頭で安倍氏の銃撃事件に触れ、「シンゾーは偉大な友人だった。あれほど悲しかったことはない」と悼んだ。その後の共同記者会見でも、日本の防衛費増に関し「私はシンゾーと一生懸命取り組んだ」と振り返るなど、約40分間に5度、安倍氏の名前を口にした。

 会談では、安倍氏の英語通訳だった外務省の高尾直・日米地位協定室長が通訳を務めた。高尾氏はトランプ氏から「little prime minister(小さな首相)」と呼ばれるなど親しまれており、会談の潤滑油となった可能性がある。

 トランプ氏は就任に先立つ昨年12月には、安倍氏の昭恵夫人をフロリダ州の邸宅「マール・ア・ラーゴ」に招待し、昭恵氏を通じて「PEACE(平和)」と直筆した写真集を石破首相に贈呈。首相は会談で、写真集について「非常に感銘を受けた」と語った。

「政治」の最新ニュース
スクラップ機能は読者会員限定です
(記事を保存)

使い方
速報ニュースを読む
注目ニュースランキングをみる
記事に関する報告
6304945 0 政治 2025/02/08 19:58:00 2025/02/08 23:00:32 2025/02/08 23:00:32 /media/2025/02/20250208-OYT1I50131-T.jpg?type=thumbnail
注目コンテンツ
 

注目ニュースランキング

主要ニュース

おすすめ特集

読売新聞購読申し込みバナー

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)