高知県立美術館の油彩画「少女と白鳥」、贋作の可能性高まる…「天才贋作師」のリストにあり調査
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高知県立美術館(高知市)所蔵の油彩画に
問題の油彩画は、ドイツの画家ハインリヒ・カンペンドンク(1889~1957年)作として所蔵してきた「少女と白鳥」。名古屋市内の画廊から1800万円で購入した。
しかし、昨年6月、「天才贋作師」と呼ばれるドイツのウォルフガング・ベルトラッキ氏の贋作リストにあることが判明。同館が京都大学の専門家に調査を依頼していた。
「少女と白鳥」の制作年は1919年とされるが、使われていた絵の具のうち4種類は1930~40年代以降に普及したものだった。いずれもベルトラッキ氏が贋作制作で使う頻度が高いという。