高知県立美術館の油彩画「少女と白鳥」、贋作の可能性高まる…「天才贋作師」のリストにあり調査

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 高知県立美術館(高知市)所蔵の油彩画に 贋作がんさく の疑いが出ている問題で、同館は7日、絵の具の成分を科学的に調査した結果、贋作の可能性が高まったと発表した。使われていた絵の具は、絵が制作された年代に普及していなかったという。同館はさらに調査を進め、3月に最終結果を公表する。

贋作の可能性が高まった「少女と白鳥」=高知県立美術館提供
贋作の可能性が高まった「少女と白鳥」=高知県立美術館提供

 問題の油彩画は、ドイツの画家ハインリヒ・カンペンドンク(1889~1957年)作として所蔵してきた「少女と白鳥」。名古屋市内の画廊から1800万円で購入した。

 しかし、昨年6月、「天才贋作師」と呼ばれるドイツのウォルフガング・ベルトラッキ氏の贋作リストにあることが判明。同館が京都大学の専門家に調査を依頼していた。

 「少女と白鳥」の制作年は1919年とされるが、使われていた絵の具のうち4種類は1930~40年代以降に普及したものだった。いずれもベルトラッキ氏が贋作制作で使う頻度が高いという。

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