大阪大元助教の論文7本に捏造や改ざん…次の職を探すため「望ましいデータ出したかった」
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大阪大は7日、微生物病研究所の平松征洋元助教(昨年3月末で退職)の論文7本に
発表によると、昨年3月、所属研究室の堀口安彦教授が、平松氏の論文に不正の疑いがあるとして大学に報告。大学は外部専門家を含む調査委員会を設置し、平松氏が在籍中の2019~23年、筆頭著者や責任著者として国際科学誌に発表した百日ぜきなどの感染症に関する8本の論文について調べた。
その結果、調査委は7本に不正があり、いずれも平松氏が単独で行ったと認定した。実験結果と異なる画像データの掲載や、根拠となる記録が残っていないなど、調査した論文にある図表213点のうち107点を不正と判断した。
平松氏は任期付きの教員で、調査に対し不正をおおむね認め、「次の職を探すにあたり、より質の高い科学誌に採択されるよう、望ましいデータを出したかった」などと説明したという。
調査委は、研究室で実験ノートなどを日常的に確認する機会を設けなかった堀口教授についても「不正の未然防止への認識が不足していた」と指摘した。