パトカーのヘッドライト頼りに駐在所でバーベキュー、警察官6人を懲戒「肉の焼き具合見るため」
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日が暮れた後、ミニパトカーのヘッドライトの明かりを頼りにバーベキューをしたとして、兵庫県警は31日、県西部の警察署に勤務する20~40歳代の男性署員6人を懲戒処分にした。6人は県警の調査に「肉の焼き具合を見るためだった」などと説明したという。うち2人は酒気帯びでミニパトなどを運転しており、県警は免職処分にした。道路交通法違反の疑いで近く書類送検するという。
発表では、バーベキューは昨年5月15日午後4時半頃に始まった。6人は別々の駐在所に勤務し、いずれも当時は勤務時間外。うち1人が担当する駐在所の庭に集合した。
日没で暗くなったため、20歳代の署員が自家用車のヘッドライトで肉を焼く網を照らそうとしたがうまくいかず、30歳代の署員が駐在所のミニパトを移動させてヘッドライトで照らした。2人とも飲酒運転をしており、一時的に公道に出た疑いもあるという。
通行人の110番で発覚した。6人は県警の調査に口裏を合わせ、上司には「酒を飲んでいない2人が運転した」と虚偽報告していた。免職にならなかった30~40歳代の署員4人は、ミニパトの不正使用などで減給10分の1(6か月)の処分を受けた。