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放射線技師自殺は「クラッシャー上司のいる職場のストレス原因」、病院側に7300万円支払い命令

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 和歌山県立医科大付属病院(和歌山市)に勤務していた放射線技師の男性(当時45歳)が2015年4月に自殺したのは、職場でのストレスが原因だとして遺族3人が病院を運営する大学を相手取って約7900万円の損害賠償を求めた訴訟があり、地裁(高橋綾子裁判長)は大学に計約7300万円の支払いを命じる判決を言い渡した。判決は昨年12月13日付で、すでに確定している。

和歌山地裁
和歌山地裁

 判決によると、男性が働いていた中央放射線部では13年、上司から部下へのいじめやサービス残業の強要などがあり、病院が個別指導。その後も上司の一部が職員の人格を否定する発言をしたり、部下に退職や謝罪を要求したりしていた。当時の職場環境は良好とはほど遠く、「クラッシャー上司のいる職場」と感じている職員もいたという。

 男性は15年頃、同僚のミスで厳しく 叱責しっせき を受けた。仲の悪い管理職同士の間で板挟み状態になるなどした末に自殺した。高橋裁判長は「ストレスのかかる職場環境で男性を疲弊させた」などと指摘。大学の安全配慮義務違反を認定し、慰謝料などの支払いを命じた。

 遺族側、大学側ともに期限までに控訴せず、判決は今月7日に確定した。

 西村好晴病院長は「判決を 真摯しんし に受け止め、ご遺族に深くおわび申し上げるとともに、再発防止へ向け職場環境の改善に全力を尽くしてまいります」とするコメントを出した。

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