親族などの高齢者虐待79件…23年度認定、半数が息子から
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島根県は、2023年度の高齢者虐待の状況を27日に公表した。市町村からの報告に基づき、県全体を集計した。養介護施設従事者による虐待認定件数は7件(前年度3件)、家族や親族など養護者による虐待認定件数は79件(同68件)で、相談・通報・届け出件数は、いずれも過去10年で最多となった。
養介護施設の種別は、特別養護老人ホームが3件、認知症対応型共同生活介護2件、有料老人ホーム1件、養護老人ホーム1件で、虐待をした人の職種は、介護職員6人、看護職員1人。虐待の種別(重複あり)は、暴行など身体的虐待が7件、暴言など心理的虐待4件、性的虐待2件だった。
養護者による虐待(重複あり)では、身体的虐待が70.9%と最多で、心理的虐待26.6%、高齢者の財産を不当に処分するなど経済的虐待17.7%、介護など放棄10.1%だった。虐待を受けた高齢者の性別は、女性が69.6%、男性は30.4%で、80歳以上が65.8%を占めた。また、虐待をした人は、息子が51%で最も多かった。
相談・通報・届け出件数は、養介護施設従事者は20件、養護者は195件。県は、いずれも過去10年で最多になったことについて「虐待の認知が進んだことが要因」と説明。また、虐待の未然防止や早期発見のため、引き続き、相談窓口となる地域包括支援センターの職員を対象にした研修を実施するとしている。