Fire TV Stick、しれっと2000円値上げ 新機種「Fire TV Stick HD」が登場するも第3世代のスペックとほぼ変わらず

Fire TV Stick(第3世代)は終売している

Amazonは、2024年10月下旬ごろからFire TV Stick(第3世代)の販売を終了し、代わりにFire TV Stick HDを投入しました。本体価格は、4980円から6980円に2000円上がっていますが、本体スペックはほぼ変わっていません。

Fire TV Stick(第3世代)は、2021年10月に発売されました。HD画質までに対応したエントリーモデルとしての位置づけで、価格も4980円(税込)とFire TVシリーズで最も安く設定されていました。

2024年10月下旬ごろから登場したFire TV Stick HD

しかし、2024年10月下旬ごろに突然Fire TV Stick(第3世代)の取り扱いが終了し、代わりの製品としてFire TV Stick HDという新モデルが登場しています。Fire TV Stick HDの本体価格は6980円(税込)で、Fire TV Stick(第3世代)よりも2000円高い価格設定となっています。

左:Fire TV Stick(第3世代)のリモコン、右:Fire TV Stick HDのリモコン

Fire TV Stick HDは、その名の通りHD画質までに対応したモデルで、その他の主なスペックもFire TV Stick(第3世代)とほぼ同じです。明らかな違いが見られるのは、付属するAlexa対応音声認識リモコンです。搭載するボタンの種類や数は変わらないものの、縦幅が1mm短くなり、横幅が1mm長くなりました。また、青い音声認識ボタンに描かれているマークが、Alexaマークからマイクに変わっているのも違いのひとつです。さらに、リモコンでマイク使用中に点灯する青いランプも新しいリモコンでは搭載されていないように見えます。

ただ、上記の違いはスペックを詳しく見比べないと気付かないレベルのもので、Fire TV Stick(第3世代)とFire TV Stick HDの使用感の違いはほとんど感じられないはずです。新製品の投入を隠れ蓑に、実質的なFire TV Stickの値上げとみてよいでしょう。

なお、2024年10月初旬からはFire TV Stick 4K Maxの本体価格が上昇しており、9980円(税込)から1万2980円(税込)に3000円値上げされています。

EDITED BY
TOKIWA