ルーマニア大統領選挙で憲法審が投票結果無効の決定…SNSによる情報操作やロシアの介入指摘で

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 【ブカレスト=倉茂由美子】ルーマニアの憲法裁判所は6日、11月24日に行われた大統領選の1回目投票の結果を無効にするとの決定を下した。今月8日の決選投票は中止となり、選挙の全過程がやり直しとなる。1回目投票で首位だった極右のカリン・ジョルジェスク氏に有利となるSNSの情報操作などがあり、選挙の公平性が損なわれたと判断した。

カリン・ジョルジェスク氏=AP
カリン・ジョルジェスク氏=AP

 憲法裁は6日、落選した候補の無効申し立てを受け、審議した。ルーマニア情報当局などは4日、ジョルジェスク氏のTikTok(ティックトック)に関する不正やロシアの介入を指摘する機密文書を公開しており、憲法裁は文書に基づき決定した。ジョルジェスク氏のSNSがアルゴリズム(計算方法)の悪用によって他候補より積極的に宣伝されたり、選挙運動資金をゼロと申告しながら実際には多額の資金が費やされたりしていたという。ジョルジェスク氏は声明で、無効の決定は「クーデターだ」と反発した。

ルーマニア
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 クラウス・ヨハニス大統領は声明を発表し、憲法の規定に基づき21日の任期満了後も次期大統領の就任まで職務を続ける意向を示した。再選挙の日程は、1日の議会選挙を受けて発足する新内閣の下で決める。

 ルーマニア検察当局も6日、大統領選でのコンピューター関連の犯罪捜査を始めたと発表した。

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