紙を持ってしかめっつらをした「くまのプーさん」が、まるで抗議運動「白紙革命」に困る習近平・国家主席みたい……?
ウォルト・ディズニー・ジャパンが公式サイトで販売する、人気イラストレーター・カナヘイさんによるプーさんのグッズが、中華圏で話題を呼んでいます。
このイラストはアニメの一場面をモデルにしたもので、イラストやグッズ自体も以前からあったものですが、中国で「ゼロコロナ政策」に反対する運動として白紙を掲げる抗議活動が展開され、今、注目を集めています。
「信じられない!」「最強の預言者」イラストに反響
厳しすぎる中国のゼロコロナ政策への反対運動では、言論統制の中、摘発の対象となることを避けるために、多くの人が白い紙を掲げて抵抗の意を表し、「白紙革命」と呼ばれています。
以前から、くまのプーさんに似ているとしてネット上で話題になってきた習近平氏。
今回、習近平氏が「白紙」を掲げたように見えるイラストは、中国や台湾などで話題となり、ネットでは「信じられない!」「やばすぎるw」「習近平氏が白紙革命に参加してる?w」との声が上がっています。
カナヘイさんによるプーさんのLINEスタンプ。
現在、ディズニーの公式オンラインストアでは、このイラストのTシャツやパーカー、マグカップ、トートバッグなどが販売されています。
ゼロコロナ反対運動に賛同する人たちなどから「これはほしい!」とTシャツなどのグッズが注目されていますが、「中国国内にこれを持って入国したら危ない。国家転覆罪で処罰されるかもしれない」との声まであがっています。
イラストは、くまのプーさんのアニメの一場面を描いているもので、プーさんが手紙を読もうとして困っているシーン。
その場面のアニメは、YouTubeのディズニー公式チャンネルでも公開されています。
中国各地、海外にも広がった白紙革命。中国政府はコロナ対策を緩和
ゼロコロナ政策に反対する白紙革命は、新疆ウイグル自治区ウルムチ市で11月24日に起きた火災をきっかけに、中国各地で共産党や習主席を批判する動きが広がっていました。
ウルムチの火災では、ゼロコロナ政策のロックダウンで住民が逃げ遅れ、犠牲者が出た可能性が浮上したことから、抗議活動がスタート。
感染者が増えるたびに数ヶ月のロックダウンを行ったり、毎日のPCRテストを義務付けたりという厳しいゼロコロナ政策に不満をもった市民が、怒りを爆発させ、各地での大きな抗議運動へと発展していました。
抗議は中国各地だけでなく、海外に住む中国人が各国でも行い、世界的な運動へと広がっていました。
日本でも11月、東京の中国大使館付近や新宿駅などで日本で暮らす中国人による抗議活動が行われていました。
大規模な抗議を受けて中国政府は12月、コロナ対策を大幅に緩和。
毎日のPCR検査の義務化や様々な行動制限を撤廃しました。
(サムネイル:getty image)