
JA新潟県厚生連の本部が入るビル=新潟市中央区
新潟県内で11病院を運営し、経営難にあえぐJA県厚生連(新潟市中央区)が、職員の賞与カットという大なたを振るう方針を示した。それでも2025年4月には運転資金が不足する恐れがあるとする。病院の第一線で働く職員は「我慢はいつまで続くのか」と訴え、若手の医師や看護師らの離職が進むと懸念する。一方で県厚生連の経営陣は、同じく赤字経営に陥る県立病院と違い公的支援に格差があるとし、「事業存続のための苦渋の決断」と強調している。
県厚生連は9月25日、...
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