詐取した十数億円、吉羽美華市議に6億円か…うち4億円を総合格闘技団体に出資

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 新型コロナ禍での公的融資制度を巡り、大阪府寝屋川市議の吉羽美華容疑者(42)らが福岡県警に詐欺容疑で逮捕された事件で、だまし取ったとされる十数億円のうち約6億円を吉羽容疑者が得ていた疑いがあることが、捜査関係者への取材でわかった。

吉羽美華容疑者
吉羽美華容疑者

 捜査関係者によると、福岡県警が口座の流れなどを調べたところ、十数億円のうち約6億円が吉羽容疑者に渡っており、このうち約4億円が総合格闘技団体に出資されていたという。

 一方、福岡地検は12日、吉羽容疑者と無職渡部秀規容疑者(48)(大阪市中央区)、無職宮原由美子容疑者(53)(東京都港区)の3人を詐欺罪で福岡地裁に起訴した。

 起訴状では、吉羽、宮原両容疑者は2020~21年、独立行政法人「福祉医療機構」(WAM、東京)に対し、福岡県久留米市の医療法人に6億円を融資させ、吉羽容疑者がこの医療法人に「融資の決定権限がある」「返済義務を免れる」などとうそをつき、うち2億3200万円をだまし取ったとされる。

 吉羽容疑者は、堺市の法人にWAMから1億2000万円の融資を受けさせ、うち5940万円を詐取したとされる事件でも、渡部容疑者とともに起訴された。

 地検は、医療福祉コンサルタント会社代表取締役、北村隆史容疑者(60)(大阪市西区)ら2人については同日、処分保留で釈放した。

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