トー横相談所 利用1500人超…開設2か月で 想定上回りトラブルも

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ハイジアに設置された相談窓口「きみまも@歌舞伎町」。相談員が常駐し、利用者の悩みなどを聞く(29日、新宿区で)
ハイジアに設置された相談窓口「きみまも@歌舞伎町」。相談員が常駐し、利用者の悩みなどを聞く(29日、新宿区で)

 新宿・歌舞伎町の「トー横」と呼ばれるエリアで若者が犯罪に巻き込まれるのを防ぐため、都が5月に開設した相談施設の利用者が、開設2か月で1500人以上に達した。想定を上回る好調な滑り出しだが、トラブルも起きており、都は相談員を増やすなどの対策を講じる。

 相談施設「きみまも@歌舞伎町」は5月31日、トー横からすぐの都健康プラザ「ハイジア」内にオープンした。開所日時は火~土曜の午後3~9時。ソファを置くなどしてリラックスできるようにし、社会福祉士などに相談もできる。

 都の29日の発表によると、施設の利用者は6月末までの約1か月が延べ446人で、7月は延べ1138人。約7割がリピーターだった。性別は男女ほぼ同数で、年代別では10歳代が40・4%、20歳代が26・6%など。最年少は12歳、最年長は38歳だった。親子関係に悩んで家出した女子中学生(14)の相談に乗り、最終的に親元へ帰させたり、生活苦を訴えた20歳代のホストの男性に就労支援団体を紹介したりした。

 都は1日10~15人の利用を想定していたが、100人以上が訪れる日もあるという。都の担当者は「過ごしやすい環境が友人、知人の口コミで広がっているのではないか」と推測する。

 一方、利用者が、他の利用者に売春の客を紹介しようとしたり、オーバードーズ(市販薬の過剰摂取)を自慢げに話したりするケースも確認された。相談員は通常、利用者同士がこうしたやり取りをしないよう注意しているが、利用者が多すぎて目が行き届かなかったという。

 そのため、都は一度に利用できる人数を最大20人程度に絞った。9月3日からは利用者にカードを発行し、入場時に提示してもらう。現在5、6人の相談員の増員や、警察OBによる見回りも行うという。

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