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大学に爆破予告のファクスを送ったとして、警視庁は23日、東京農工大大学院生の男(22)(東京都小金井市)と無職の男(26)(埼玉県草加市)を威力業務妨害容疑で逮捕したと発表した。逮捕は今月2~3日。警視庁は2人が1~5月、全国の学校や自治体、企業に約30万件のファクスを送り付けたとみている。
発表によると、2人は1月、「高機能爆弾を334個仕掛けた」と書いたファクスを東京音楽大学(目黒区)に送り、大学職員に不審物を探させるなどして業務を妨害した疑い。爆弾は見つからなかった。
2人はネット上で中傷や犯行予告を繰り返す「恒心教」のメンバーを名乗り、調べに大学院生の男は「おおごとになり面白いと思った」、無職の男は「ネット犯罪に興味がありファクスを使った嫌がらせを考えた」と容疑を認めている。昨年秋頃にSNSで知り合ったという。
事件への関与が疑われる投稿がSNSにあるとの情報が3月に警視庁に寄せられ、2人が浮上した。大学院生の男が送信先の番号リストを作り、無職の男が発信元を隠す匿名化ソフト「
「恒心教」を巡っては2020年11月にもTorを使って大学に爆破予告をしていた大学院生が警視庁に逮捕されている。