なぜ頒布という結果に至ったのか⑤
今後のグッズ頒布についてはどう考えているのか
書店審査の件でも触れたとおり、企業規模で考えた場合にも一律ですべてがNGとは言えないのではないかと考えております。
公式ガイドラインは
「一般的な非営利の二次創作におけるマナーを遵守していただき、著作権ならびにお客様のモラルの範囲内でお楽しみください。」という内容ですので、私の他に二次創作をされている方は、必要以上に萎縮する必要はないと考えています。
私個人では、現在次回のイベント参加予定も決まっておらず具体的に計画していることもないので、これからのことについてはまだ分かりません。今回の反省点を元に制作することがあるかもしれませんし、二次創作については何もかもやめるかもしれません。
◼️該当作品公式ガイドライン本作を題材にした二次創作や動画投稿、コスプレ等に関してfaq.twisted-wonderland.aniplex.co.jp/faq/show/222?category_id=19&site_domain=default本作のデザイン等を使用した非公式のグッズについてfaq.twisted-wonderland.aniplex.co.jp/faq/show/233?category_id=18&return_path=%2Fcategory%2Fshow%2F18%3Fpage%3D1%26site_domain%3Ddefault%26site_domain%3Ddefault%26sort%3Dsort_access%26sort_order%3Ddesc&site_domain=default ここからは本当に私個人の解釈でしかありませんので、アンソロジー関係者に意見を聞いたものでもなければ専門的なプロでもなく、そう思われない方もたくさんいらっしゃることと思いますが、個人的には以下のように捉えております。
「本作の各種公式イラストや動画など、素材の二次利用(コピーや転載)については、原則的に個人の方への許諾は行っておりません。」 ・公式イラストや動画をそのまま使用して二次創作に用いる行為については、申請したとしても法人ではない個人へ許諾することは無く指摘が入る可能性がある。
「一般的な非営利の二次創作におけるマナーを遵守していただき、著作権ならびにお客様のモラルの範囲内でお楽しみください。」・利益を得ないものであれば、公式作品の価値や収益を下げるような迷惑行為をしない範囲で、同人誌、コスプレ、ハンドメイド、動画などの二次創作を楽しむことを許容範囲と考えることが出来る。ただし、業務の一環として利益目的になるものは許可出来ないので指摘が入る可能性がある。
作中のデータや登場キャラクター/アイテムなどのデザインを使用または流用し、対価や利益を得る行為は著作権法に抵触する可能性がありますのでご遠慮くださいますようお願いいたします。・公式のイラストデータやデザインをそのまま流用して二次創作物を制作し、対価や利益を得る行為については、許可出来るものではない。まったく同じデザインや形態で用途が一致するピアスやスマホケース、コスプレ衣装、公式デザインをトレースしたようなものや、公式イラストを加工して作られたグッズで対価や利益を得る行為がそれらに当たる。
こちらは私が二次創作をする上で判断基準としている解釈になりますが、正解かどうかは分かりません。そのあたりは改めて公式へ問い合わせるものではなく、個人のモラルに任されているグレーなものと考えております。
私の作風は全体的に一から描き起こした公式とは異なるデフォルメタッチのものであり、ノベルティに使用したイラストはそのままトレースしたものではありません。また同人誌のオマケとしての無償配布であったり、有償時には原価でお譲りするような価格設定で頒布しているものになります。頒布の際にも検索避けをしているため、積極的に告知して販売促進やフォロワー数アップを狙うものではありませんし、対価や利益を得るものでもありません。ただ、誤解を招く結果となってしまったことにつきましては、もう一度考えを見直していくべきであると考えておりまして、深く反省しております。
また今回のことはさておき、個々で真剣にガイドラインを解釈し誠意を持って制作されている方を、解釈の違いを理由に必要以上に責めることについては疑問視しております。
心配に思うことがあれば、冷静に注意し合っていくことは必要かと思いますが、わざと騒ぎになるような方法を取り公式のファンを減らしていくような行為は迷惑行為ではないかと感じる部分もありますので(もちろん私個人の解釈になりますが)どのような立場から、どのような意図でご心配して下さっているのかを詳しくお聞かせいただいた上で話し合いをしたかったというのが「匿名ではない状態で話し合いをさせていただきたい。」とご提案した意図になります。
もちろん、話し合いについての考え方も多岐に渡るものですのですし、時と場合によってはふさわしい方法が変わるものだと考えております。ですので、今回の場合に個人間でのやり取りを望んだことも正解だったのかどうかは分かりません。