岸田派きょうにも解散届、総裁選に向け脱派閥アピール…残った資金は党本部に寄付へ

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 岸田首相(自民党総裁)が会長を務めた岸田派(宏池会)は3日にも、政治団体としての解散届を総務省に提出する方針を固めた。自民派閥の正式な解散は森山派に続いて2例目となる。

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首相官邸に入る岸田首相(2日午前)=川口正峰撮影
首相官邸に入る岸田首相(2日午前)=川口正峰撮影

 党総裁選を前に、派閥による「政治とカネ」の問題にけじめをつけ、脱派閥の姿勢を示す狙いがある。

 派閥に残った資金は党本部に寄付する方向で調整を進めている。日本赤十字社などに寄付することも検討したが、公職選挙法が定める「選挙区内への寄付の禁止」に抵触する恐れがあり、党本部に扱いを委ねることにした。

 岸田派の政治資金収支報告書によると、2022年末時点の残高は7833万円。年1回の政治資金パーティー収入のほか、所属議員から毎月5万円の会費を集めていた。

 首相は派閥の政治資金パーティー収入を巡る政治資金規正法違反事件を受け、昨年12月に岸田派からの離脱を表明し、今年1月には岸田派を解散することを決めた。安倍、茂木、二階の3派も解散届の提出に向け、事務所の解約や資金の処理などの手続きを進めている。

 森山派は4月に政治団体の解散届を総務省に提出し、残金は所属議員で分けた。

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