NHKラジオ不適切発言、稲葉会長「安全保障への意識が十分ではなかった」

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 ラジオ国際放送などの中国語ニュースでの不適切発言問題で、NHKは28日、発言をした元外部スタッフの中国籍の男性とみられる人物が香港の中国系メディアにリポーターとして出演していたことを確認したと発表した。

 NHKが確認しただけでも2020年2月~24年1月、このメディアに二十数回にわたって出演と記事出稿をしていたとみられる。東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出などについて伝えていたという。これまでNHKはこの件を把握していなかった。

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 男性にはニュースを取材・制作する部署の専用端末にアクセスする権限がなく、NHKは、取材で得た非公開の情報が流出したことはないとしている。

 一方、NHKの稲葉延雄会長は28日、衆院総務委員会理事懇談会で、今回の問題の経緯を説明して謝罪した。出席議員からは「職員の教育をしっかり行ってほしい」「国益を損なう事案だった」などの意見が出た。

 稲葉会長は会合後、読売新聞の取材に対し、「国際放送だけの問題でなく、NHK全体として安全保障への意識が十分ではなかった。それは見直していくと伝えた」と語った。

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