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2024年07月31日(水曜日)
任意団体の活動資金の私的流用で懲戒免職
圏央道の4車線化や東関東自動車道水戸線の延伸を目指す任意の2つの期成同盟会の活動費あわせて325万円を私的に流用していたとして、守谷市から茨城県高速道路対策室に派遣されていた28才の男性職員が懲戒免職処分となりました。
県土木部や守谷市によりますと、28才の男性職員の不正な私的流用は、去年8月から今年6月まであわせて30回にわたっており、本来の決裁額とは別の払戻用紙も使って現金を引き出していたということです。不正は、今年5月、2つの同盟会の監査報告の準備を進めていた別の職員が、普通預金と定期預金あわせて4冊の通帳がなくなっていることに気付き発覚しました。金融機関に残高を確認した際に出納帳簿とは異なった払い戻しが判明したということです。懲戒免職になった28才の男性職員は不正に引き出した325万円は学生時代からあった借金や生活費に充てていたということです。
県では、全額の返済を受けたものの、業務上横領の疑いで7月23日、水戸警察署に被害届を提出しました。また、県では、今後の再発防止策として、預金通帳と届け出印の置き場所を常時施錠することや払い戻した額が決裁額と同じかどうかを複数人で確認するとしています。