4年連続で承認した旧統一教会系イベント後援、市が取り消し「審査甘かった」

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 宗教団体「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)の関連団体が関わるイベント「ピースロード」について、奈良市の仲川げん市長は19日の定例記者会見で、市が2019年から4年連続で承認していた名義後援を取り消したことを明らかにした。全庁調査では、旧統一教会からの寄付があったことも判明したという。

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奈良市役所
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 取り消しは18日付。市によると、自転車で世界平和を訴えて各地を走るイベントで、実行委員会(委員長=小林茂樹衆院議員)が主催。20、21年にはメンバーが市長を表敬訪問し、今年は8月7日の予定だったが、7月11日に中止の連絡があったという。仲川市長は「審査が甘く、多面的な分析もできていなかった。既存のマニュアルを含めて見直したい」と述べた。

 このほか、今年1月に関係団体が医療従事者の応援目的で約14万円を市立奈良病院に寄付(返金済み)、昨年7月には旧統一教会が市社会福祉協議会に約2万円を寄付(返金を調整中)していたこともわかった。

 仲川市長は返金理由について「(元首相が銃撃された)事件を かんが みれば、寄付は善意だとしても市民の理解を得られない」と述べた。

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