美作大学「市立化を」同窓会などが署名提出
津山市の美作大学の公立化を巡って、大学OBなどが今年3月から集めた署名を津山市に提出しました。
津山市役所を訪れたのは、私立美作大学の同窓会と後援会の関係者で、5か月かけて集めた署名、2万9222人分を野口薫副市長に手渡しました。
美作大学は都市圏への進学志向や18歳人口の減少により、今年度は入学者が定員割れし、短期大学部では、この春を最後に学生の募集を停止しています。大学側は、地方の私大は存続が危ぶまれていて、仮に大学が閉鎖されれば若者の流出を招き、地域全体の衰退が危惧されると、公立化を求めています。
(美作大学同窓会 岡本玲子会長)「大学の周りとかを歩いた時に、若い人がたくさんいて、若い力を津山から無くしたくないという思いが一番強いです。」
津山市は財務状況なども考慮しながら、市立化に向けた検討を続ける方針です。地方大学の在り方を巡っては、国の諮問機関も再編や統合などの議論を行っています。