埼玉の郵便局立てこもり、警視庁が特殊班「SIT」派遣…長引けば「SAT」の応援も

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 埼玉県蕨市の蕨郵便局で発生した人質立てこもり事件で、警視庁は31日夕、県警側の要請を受けて、刑事部捜査1課特殊班(SIT)を現場に派遣した。

発砲事件の犯人が立てこもっていると見られる蕨郵便局周辺に集まる警察官ら(31日午後3時16分、埼玉県蕨市で、読売ヘリから)=大金史典撮影
発砲事件の犯人が立てこもっていると見られる蕨郵便局周辺に集まる警察官ら(31日午後3時16分、埼玉県蕨市で、読売ヘリから)=大金史典撮影

 人質立てこもり事件では通常、都道府県警の捜査1課特殊班が捜査を担当し、近隣警察が応援を派遣することもある。特殊班は、警視庁や愛知県警などでは通称「SIT」、大阪府警では「MAAT」と呼ばれており、日頃から容疑者との交渉術を学び、催涙弾などを使って現場に突入する訓練を積んでいる。

 発生から長時間が経過した場合などは、全国8都道府県警の警備部に置かれている「SAT(特殊急襲部隊)」が加わることもある。SATは機関拳銃(サブマシンガン)やライフル銃、特殊 閃光せんこう 弾などを扱い、状況に応じて容疑者を狙撃することもある。

 長野県中野市で今年5月、猟銃で警察官2人を撃った男が自宅に立てこもった事件では、近隣の警察のSATが応援に加わった。埼玉県警にSATは配置されておらず、今回も必要な状況になれば近隣から派遣される可能性がある。

 埼玉県内では昨年1月、ふじみ野市で散弾銃を発砲した男が住宅に立てこもったほか、同6月には川越市のネットカフェでカッターナイフを持った男が店員女性を人質に個室に立てこもる事件もあった。いずれも県警の捜査員が突入して容疑者を取り押さえた。

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