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千葉市議選(7日投開票)の開票作業を巡り、同市稲毛区選挙管理委員会は19日、無効票を8票減らす不正があったと発表した。候補者の得票数に変動はなく、当落に影響はないという。
発表によると、票の最終確定をしようとした際、投票した人数よりも票の総数が10票多いことに、集計責任者の40歳代の男性職員が気づいた。数え直したところ、候補者1人の得票を8票多く数え、点字票の二重計上も12票あり、実際の総数は10票少なかったことが判明。集計結果を修正した。
この職員は、さらに総数から8票減らさなければならないと勘違いした。帳尻を合わせようと、無効票のうち「白票」の数字を書き換え、8票減らした。
外部からの指摘で判明した。職員は「開票作業が長引き、冷静に考えられない状況に陥った」と話したという。区選管は開票結果を訂正する方針。また、公職選挙法違反にあたる可能性があるとして、今後、弁護士らと対応を検討する。