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調査では患者の肌着のほか、病室の洗面台やドアノブ、ベッドの柵でも抗がん剤の成分が検出された。チームは、家族が衣服や寝具などを素手で触って皮膚から吸収したり、気化した成分を吸い込んだりして体内に取り込んだとみている。
子どもは食事やトイレなどの身の回りのことを一人でこなすのは難しく、大人の助けを必要とする場面がある。また、親と一緒にいることは、子どもにとってつらい治療の支えになる。
付き添い家族の曝露対策について、22年から検討を続けている日本小児がん看護学会も、こうした現実を重視している。
傘下の検討委員会で委員長を務める竹之内直子・京都府立医科大付属病院看護師は「成人のガイドラインにも排せつ物の取り扱いについて記載があるが、子どもはおむつや尿器、おまるを使うなど排せつ方法が異なる」と強調する。
現在、薬の内服や歯磨きなどの
小児がんは年間2000~2500人が発症するとされる。同学会理事長で、淑徳大の小川純子教授(小児看護学)は「患者の年齢や発達段階に加え、家族の状況や病院の施設的な条件など、考慮すべき事項は多い。難しい議論になると思うが、学会の会員の意見も聞きながら、秋頃に指針案を作成できれば」と話している。
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