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道教育委員会は4日、公立高校配置計画案(2025~27年度)を発表し、南茅部高校(函館市)を27年度に募集停止とする方針が示された。28年度末で閉校となる見通し。04年に函館市に編入合併した旧4町村から高校がなくなることとなり、地元関係者は「残念だがやむを得ない」と肩を落とした。
南茅部高は1957年に開校。周囲が昆布の一大産地のため、かつては水産科などもあった。現在も昆布漁が盛んで、漁を手伝った後に登校する生徒もいる。
近年は少子化で生徒が減少。地元中学校などによると市街地の高校が人気で、多くの生徒は片道1時間かけてバス通学している。職業科の希望者が多く、部活動の選択肢が広い高校を選ぶ生徒もいるという。
道教委の指針では、1年生が2年連続で10人未満になると再編整備の対象になる。南茅部高は対応を迫られ、縄文文化をテーマにした探究学習を行うなどして閉校の危機を回避した年もあったが、1年生は23年度が9人、今年度も4人にとどまった。
旧4町村では旧恵山町と旧戸井町にあった2校も09年3月と15年3月に相次ぎ閉校している。「南茅部高校を守る会」の遠山俊一会長は「入学促進に向けた取り組みをしてきたが入学者数は増えなかった。残念だが募集停止もやむを得ない。高校は最後の一人まできちんと面倒を見て送り出してほしい」と話した。
また計画案では、岩見沢東高と岩見沢西高が統合して25年度にできる新設校に設置される新学科の名称が「文理探究科」になった。