「あまり」のチェック方法
次の準備として、以下の計算を確認する。
なお、「・・・」は「あまり」の意味である。(*)が示していることは、割られる数と割る数が、ともに10倍、100倍、1000倍になれば、商は同じでも、あまりはそれぞれ10倍、100倍、1000倍になっていることである。
小数同士の割り算を考えるとき、以下の二つの例のように、小数点をずらして小数÷整数の割り算を行い、あまりの小数点の位置はずらした分を戻した位置になることに注意する。
また、求めた「あまり」が正しいか否か分からなくなった場合は、
7÷3=2 ・・・ 1
7(割られる数)-3(割る数)×2(商)=1(あまり)
を参考にして、求めた「あまり」をチェックすることができる。
例1
2.8÷7.3の商を小数第2位まで計算してあまりも求めると、商は0.38、あまりは0.026となる。
(2.8-7.3×0.38=0.026)
例2
7.232÷8.81の商を小数第2位まで計算してあまりも求めると、商は0.82、あまりは0.0078となる。
(7.232-8.81×0.82=0.0078)