だが、本当の責任は価値有限思考にこそある。特定の人間のせいではなく、私含めすべての人に大なり小なり巣くっている思考のせいなのである。もちろん、政治家や経営者など、多数の人生に影響を与えてしまう職業であれば思考に対する責任はより大きい。
価値有限の言説を得意げに吹聴する人も、価値あるものは無限に創り出せるのに、自分には無理だと思い込んでいるだけだ。だが、人間を捨ててはいけないが、思考は捨てられる。
本当は、価値は無限に創造できる。
そして価値が無限に創造できるものならば、他者は奪い合いの相手ではなく、価値の創り合いの仲間になれるのだ。
つづく「老後の人生を「成功する人」と「失敗する人」の意外な違い」では、なぜ定年後の人生で「大きな差」が出てしまうのか、なぜ老後の人生を幸せに過ごすには「経営思考」が必要なのか、深く掘り下げる。