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南国 資金不足、26年度末で
清和女子中高校(南国市明見)が来年度以降の生徒募集を行わず、2026年度末で閉校することが14日、同校への取材でわかった。生徒数の減少などによる運営資金不足が理由で、創立123年の歴史がある県内唯一のキリスト教系の学校が3年後に姿を消す。
同校のホームページ(HP)などによると、1901年、米国の宣教師が2人の少女を引き取って教育を始め、前身となる高知女学会を創立。36年に高知教会が清和女学校を開校した。その後に中高一貫校になり、85年に高知市内から現在の地に移った。
生徒数は70年頃には300~400人だったが、2000年度には255人に減少。数年前には100人を切った。学校の魅力をPRするなどして今年度は124人まで増えたが、長年の運営資金不足が影響した。
既に在校生や保護者らには説明し、理解を得られているといい、同校は「生徒一人一人を放り出すことなく、3年後まで1学年ずつ、卒業という形で新しい進路へ送り出す」としている。