完了しました
AR活用 斑鳩町が制作
豪華な馬具などの副葬品が出土したことで知られる斑鳩町の藤ノ木古墳(6世紀後半)の魅力を知ってもらおうと、町がAR(拡張現実)を使ったアプリ「AR藤ノ木古墳散策」を制作し、配信している。
同古墳は直径約50メートルの円墳で、1985年から発掘調査を実施。金銅製馬具などが出土し注目を集めた。
アプリでは石室内を疑似体験できる「360度動画」(1分)、古墳の位置関係がわかるドローン撮影の映像を交えた解説動画(8分)を用意。被葬者や馬具を装着した馬をモチーフにしたキャラクターと記念撮影できる機能などもある。
また、町内の古墳や遺跡を巡ってデジタルスタンプを集めると、特製古墳カードがもらえるスタンプラリーも。10か所集めると法隆寺近くの舟塚古墳、20か所だと藤ノ木古墳のカードを受け取ることができる。
アプリは無料。町は「アプリで藤ノ木古墳をより知ってもらいたい。町に足を運ぶきっかけにもなれば」としている。問い合わせは斑鳩文化財センター(0745・70・1200)。