『週刊ダイヤモンド』10月20日号の第1特集は、「大学・学部序列」です。現代の若者のハートをつかみ人気を得た明治大学は、首都圏総合大学における「平成勝ち組」の最右翼。学生に明治を選んだ理由を尋ねると「何となく」。「何となく」とは何なのか。特集記事を特別公開します。
明治大学校舎Photo:PIXTA

 親世代の学生時代、私立法学部であれば中央大学、大学単位では立教大学が「MARCH」の序列トップだった。対して現代の学生は「何となく」明治大学を選ぶ。この「何となく」の正体は何なのか。

 オープンキャンパスで各大学に足を運ぶと、明治は交通の便のいい都心に高層キャンパス「リバティタワー」を構える。かつてのバンカライメージはまるで消え、開放的で現代的で華やかな雰囲気が、勉学、研究においてもキャンパスライフにおいても、高校時代とは異なる新しい世界に導いてくれる期待感を醸し出す。

 結果、現代の学生は「やっぱり明治がいい」となるのである(下図参照)。