SNSで探して大学に来たパパ
「遠くからただ見ていたい」

「食事だけで1万なら、ラッキーって感じ(笑)それからはちょこちょこ時間あわせて会うようになりました」

 驚く事に、パパは、Facebookで彼女の大学を調べ、実際に大学まで来てしまったこともあるという。一歩間違えばストーカーだが、パパ活女子は警戒心が低い。SNSで自ら投稿をしてアカウントがパパにバレちゃったと笑いながら話す様は、まさに彼女たちの屈託のなさを象徴しているようにも感じる。

「それでも嫌われたりはしたくないから、特に声をかけてきたりはしないんです。私が嫌な思いをしないように気にして、遠くから見てるだけ。でもその愛情が重すぎて、深い関係にはなれないですよね。だって怖すぎません?(笑)」

 ヒトミさんは、その無邪気な笑顔で人の懐に入るのが上手なタイプだ。そんな彼女を見ていると、きっとパパは割り切ったお金の関係とはいえ、本気で愛情を持って彼女に接しているのだろうと感じた。だからこそ、何度お金を払って彼女に会っても、無理強いはしない。大学でキャンパスライフを謳歌する彼女を眺めるだけで満足なのだろう。

 いわゆる「割り切り」タイプではなく、ヒトミさんのパパのような「ガチ恋」タイプのパパを持ってしまった場合、プライベートな部分への過干渉に、女性がどこまで耐えられるかがキモになってくる。中には、女性は単なる「パパ活」のつもりでも、男性側は自分のことを本気で愛してくれていると勘違いしているパターンもある。