ホテルに行っても触れてこない
“ガチ恋パパ”とは

「基本的には食事をするだけで1万円。ホテルに行ったら3万円といわれています」

 パパ活歴1年のヒトミさん(仮名)は、まだ23歳。大学を卒業したばかりの彼女は、月に数回、パパ活をして小銭を稼いでいる。

 相手の男性とは、ごく普通の居酒屋でたわいもない会話をして2~3時間過ごすだけ。フリーターの彼女にとって、パパ活で得たお金や食事は貴重だ。しかし、パパとは体の関係はないという。

「熱意におされて一度ホテルに行ってしまったんですけど、やっぱりどうしてもセックスはできませんでした。パパも私の嫌がることはしたくないって言ってくれて。だから添い寝だけ。そうしたら興奮したのか自分でし始めて…。私はそれを見てるだけって感じ。ドMなんですよ」

 そう言って爆笑すると、八重歯が見え、より愛くるしい印象だ。動くたびに花柄のロングワンピースがふわりと揺れる。パパはセックスしたい気持ちはもちろんあるけど、ヒトミさんと一緒に寝るだけで幸せだとうれしそうに言っていたという。そのときは2万円だけ受け取った。

 ヒトミさんは、そんなドMのパパと一体どこで出会ったのだろうか。

「彼はキャバクラで一時期働いていたときの常連さん。年は37歳とかかな? お店にいたときからすごく気に入ってくれていたんですよ。キャバクラを辞めてから急に向こうからLINEが来たんです。LINEは教えたことないのに、超怖いですよね(笑)」

 一応は見知った関係だったパパは、すぐに食事1万円、ホテル3万円の条件を提示してきたという。