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SwellHead

Lineageシリウスサーバーで活動中のスイス生まれの最近では日本のスーパーでもよく見かけるPKクラン
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レディオ・ゼロ
なんだか、最近死神ゼロを叩くのがブームらしい。
どこもかしこも死神ゼロ叩きで溢れている。

今日も、中学校のときの担任から突然電話がかかってきて、
十年ぶりくらいで話をしたんだけど、会話の節々で、
「死神ゼロって最悪だね」って言ってた。
先週は、集金に来た保険屋のおばちゃんも
「ゼロって酷いわ」って言ってたくらいだよ。

こんな時代だからこそ、僕はゼロを擁護してみようと思う。
ゼロに関する黒い噂なんかについても、知ってる限り書こうと思う。

他のプレイヤーの前だったり、彼の日記だったりでの言動と
僕の前での彼の言動は、恐ろしいほどにギャップがある。
彼は悪い人ではじゃないと思う。
責任感が強くて不器用なだけじゃないかな、とも思う。

彼は、SHに金を稼ぐという理由でJOINしたと
言われているけど実際のところ、結構誤解があるんだよ。
ゼロクランの人や、SHの人ですら
その詳しい経緯を余り知らない人が結構居るんじゃないかな。

とりあえず、ゼロと僕との出会いのところまでさかのぼって説明するよ。
今回も長くなるから覚悟してね。


SwellHeadは、Sweepというクランだったのを知っている人は結構多いと思う。
DEが実装された頃に、諸事情で入れ物が
SweepからSwellHeadに変わったんだよね。

僕がゼロと初めて接点を持ったのは、Sweep末期の頃だった。
末期のSweepは、現行のSwellHeadとはかなり毛色が違うクランだった。
高LV化が進む前のちょっと前のサルモネラみたいなクランと言えば
想像できると思うんだけど、今とは本当にやってることが違ったんだよね。


そんな末期のSweepに「サドマゾ」ってナイトが居た。

丁度、MMOバブルの頃で、毎月のように新しいゲームの
βテストが始まって、リネもアデンがUPる少し前で、
流石にリネに飽きたプレイヤーも多くて、
沢山引退者が出た時期だった。
サドマゾは、そんな引退者たちが残したアイテムの数々を受け継いでいて、
当時の段階で、今の廃人装備と言われるくらいの財産を持っていた。
僕はそんな彼をSweepのGrepeaceと呼んだりしてた。

LVは高くなかったけれど、その辺のDKよりもよっぽど強かった。
DK自体も多くない時期だったけどね。
で、そのサドマゾっていうのが、有名人をみかけると
切りかからずにはいられない人で、ロウフルがMAXになると
すぐにDVなんかのLV上げスポットへ行き、PKを繰り返していた。
有り余る財力を見せ付けるかのように、クリアPOT満載で突っ込む。
赤狩りクランSweepの中で、彼の行動は異例だったと思う。

彼のPKする様子をみるのは、ほんとに面白くて、
僕はいつもエルフでその後ろをついて歩いていた。

最初は彼にヒールしたり、PK対象にキャンセルしたりだけ
だったんだけれど、いつしか、彼と一緒にいきなり青ネームを
攻撃するようになってた。そのくらい影響された。
他のクラン員も僕と同じような気持ちになって、
サドマゾを先頭としたPK行脚はちょっとしたブームになっていた。
DVなんかで、バフォに変身してるひとや、
長時間狩してる人(=LV49)なんかを
片っ端から殺したり飛ばしたりして遊んでいた。
当時は、LV上げに適した場所って極端に少なくて、
DVは芋の子を洗うような様子だった。

すこし時間が経つと、死神ゼロもDVに常駐するようになった。
当時のゼロは、LV50未満で、DVで毎晩狩りをしていた。

ゼロは当時から有名だった。
廃プレイヤーとして有名だったわけでもない。
もちろん対中華のシンボルとして有名だったわけでもない。
(中華いなかったし)

所謂、「全チャ厨」として有名だった。

今で言うと、ヴァイオリンを下品にしたようなキャラクターだった。
もちろん、当時からヴァイオリンは健在だったので、
全体チャットはヴァイオリン&死神ゼロという、
二大巨頭が支配する恐ろしい時代だった。
いま思い出すだけでも背筋が凍る思いだよ。


サドマゾは、有名人であるゼロにもPKを仕掛けた。
サドマゾとゼロが切りあいになる。
先制してるのはこちらなので、
当然僕たちのほうがピンクネームだった。

ゼロは足を止めて応戦しながら、
DVを行き交う他のプレイヤー達に「h」と助けを求める。
しかし、残念なことに誰もゼロを助けてはくれなかった。
どうやら、昔から好かれてなかったらしい。

モンスのBOX中を狙うと、当時の仕様だと
あっという間に死んでしまうプレイヤーも
多かったけれど、死神ゼロは死ななかった。
僕らは毎日のようにDVへ足を運んではゼロを攻撃したけれど、
一度も死ぬことは無かった。

毎日攻撃をしているうちに、死神ゼロからサドマゾに
WISがくるようになった。
サドマゾは「死神ゼロって面白い奴だなー」を
クランチャットで毎日連呼していた。

サドマゾがDVへ行くときは、必ず僕も一緒だったので、
興味を持った僕もゼロにWISを送ってみた。
僕が最初にゆっくりゼロと会話したのはこのときだった。
彼は、狩りを邪魔する僕達相手に気さくに話をしてくれた。

当時彼は「レディオ・ゼロ」という企画をやっていた。
テーマを儲けて、便箋による投稿を受け付けて、
全チャでゼロがそれを読み上げて突っ込みを入れる、
AMラジオの深夜放送のようなDJ気取りの企画だった。
しかも律儀に、毎晩定時に始めてくれる。
これは、はっきり言って相当つまらない上に青少年に対して有害だった。
これが原因で引退者が出るんじゃないかと思えるくらいに酷かった。
おもしろい便箋が多かったけれど、
それに対するゼロの突っ込みはグダグダだった。
便箋を送ってくれた人たちが哀れで仕方が無かった。

だ、だけどWISでの彼は、中々面白かった。
ほ、ほんとだよ。


彼とのWISを繰り返すうちに、親交が深まり、最終的に
「Sweepに殺されたら、僕らのクランに入ってもらう」
という約束をした。

ちなみに、このエピソードは、けいけいの日記を見て思い出した。
けいけいはインクレに入るのかな?
インクレにやられる数日前に僕らにやられてるんだから、
SwellHeadに入って欲しいもんだけど。


話がそれちゃった。


結局、僕らはゼロを殺すことは出来ず、
「DKになったら、うちに入ってくれよな」
みたいな、口約束を一方的にした少し後にSweepは分解する。
(現在もSweepという血盟はあるみたいだけれど、
 僕らが消した後に、誰かが作った無関係の血盟)

そして、ゼロと一番仲が良かったサドマゾは引退し、
僕も諸事情で、リネをやらなくなっていた。



時間が流れて、SwellHeadが結成される。
出だしこそ人数不足なんかで苦労したものの、
残虐非道の方法論に基づいたPKやトラップ、
当時の反GANG勢力(CFとか)との同盟なんかで
ちょっと注目されるようになる。

クランへの入団希望者も増え、
まだ方法論も発展途上だったので、
色々な可能性に備えるために、
入団希望者は殆どJoinさせていた。

ある日、ONすると、見慣れない名前がクランチャットをしていた。
ProtoKillerという名前だった。
彼はクランチャットで、
「サドマゾさんとか、RadioHeadさんって、まだ居ますか?」と聞いていた。

「RadioHead」は僕がSweepの頃に使っていたエルフの名前だ。
Sweepを作る際に赤狩りなんて嫌われるだろうから、
嫌いなものの名前を付けてやろうと選んで付けた名前だった。
RadioHeadのディープなファンの言動が気持ち悪いから思い浮かんだんだっけな。
ちなみに、僕の出会ったイギリス人は皆、何回聞いても
「レディオヘッド」じゃなくて、「ラジオヘッド」って言う。
徳永英明は罪深い。


話がそれた。


で、ProtoKillerに僕がRadioHeadの中の人だったことを教えると
突然WISを送ってきた。
そのときに彼が語ったのは、こんな内容。

・ProtoKillerは死神ゼロの別キャラであること
・死神ゼロというネームバリューにもう疲れた
・ProtoKillerが死神ゼロであることは、SHの他の人には内緒にしてほしい

そして、

・約束を果たしに来た

これは、多分、
「そのうちSweepに入ってくれよな」
という、僕らが一方的にした
どうしようもない約束のことだと思う。

SHが有名になるにしたがって、
ネームバリューがある廃人をJOINさせてみたいという、
どうしようもない欲求が僕に芽生えていた頃なので、
そのときは素直に喜んだ。

ただ、彼がゼロである事実を、
僕は自分の中だけに留めておくことが出来ず、
クラン運営の上でも何かしらの問題も生じると思って、
ガーディアンチャットが使えるメンバー(Sweep時代からのメンバー)
には教えておいた。

また、ゼロは丁度、「研」に装備借りパクされた頃だったので、
それに関する愚痴なんかも度々WISで聞かされた。
2chで出てくる研への中傷と同じ内容を、事前にゼロがWISで
言ったりするのがちょっと嫌な感じはしたけれど、
僕は、純粋に彼に同情して、愚痴を聞いて、励ましたりもした。


SHが更に活動的になってくると彼は僕に
「死神ゼロをSHに入れようと思うんだけど」みたいな話をしてきた。
クランイメージが一気に
”ゼロのクラン”
みたいになってしまうと思って、丁重に断った。

僕以外のクラン員は造反議員のように猛反対だった。
彼にとっても僕らにとっても、正しい選択だったと思う。


ゼロに関しての質問は最近される機会が多い。
「ゼロって稼ぎたくてSHにはいってきたんでしょ?」みたいに。
彼が、SHに居たのは紛れも無い事実だけども、
それは、装備を取り戻すために稼ぐためじゃないと思う。
そう思いたい。
ゼロというネームバリューに疲れ、しがらみの無いところで、
DEとして、SHとして、
新しい環境でリネを遊びたいと考えて、
ゼロとしての知り合いと、接点の無い知り合いを探し、
僕らのことを思い出し、SHへJOINしたのだと思う。
そう思いたい。



で、ゼロが度々叩かれる度に必ず出てくる、ゼロに関する黒い噂について。
前置きが長くなったけど、ここからがメインだよ。


「SHで荒稼ぎして、借りパクされた装備を取り戻した」

まずは、ここから行こうと思う。
彼は、SHにJOIN後、ある程度PK用のキャラのLVをあげると、
「やっぱりゼロを育てて、55変身したい」といって
一番SHが稼ぐ時期には、あまりONしなくなっている。
簡単に一週間で20M+手に入る時期に彼は居なかった。

SHのルールでは、ドロップアイテムは、
PKの実行までの全ての過程になにかしら関わった人同士で
均等分配することになっている。
これは当時も今も全く変わらない。
ゼロは、PKの際に、自分があまり役に立って無い場合
ドロップの分配を拒否したりもしたけれど、
彼の詳しい状況(借りパク関連)を知る僕が無理に受け取らせたりもした。

そして、ゼロはSHになりきれなかった。
SHに入ってきた人たちは、PKを受けて、
アイテムを落として、呆然とするプレイヤーを見ると、
良心の呵責に耐えられなくなるパターンが多い。
赤ネームを、全てNPCに見れるくらいの気持ちを持てなければ、
その呵責に耐えられなくなって、SHを続けていくことは難しい。
僕ですら、最初はそういう戸惑いは少なからずあったくらいだよ。
大概は、最初は戸惑うものの、時間が経つにつれて
慣れて(麻痺して)いくものなんだけれど、
どうしても受け入れられないひとも少なくなかった。
ゼロもその一人だった。

ゼロがPKに関する収益を受け取っていたことは事実だけれど、
それほど巨大な額ではない。
多くても10Mにも満たない程度だと思う。
もっと少ないかもしれない。

じゃあ、彼の廃装備はどうやってそろえたの?って話になると思う。
ゼロ自身が、SHで荒稼ぎして装備をそろえたことを否定すると、
「じゃあ、アデナ買ってるの?」
みたいに言われてるのは、少し可哀想だ。

ゼロの日記に、彼流の稼ぎ方が載っていたんだけど、
ここまで読むようなゼロに興味津々の人は、きっと読んでいると思う。
初期の夢幻に徹底的に篭って、稼いだアデナを黒魔石に換えて、
それを精製して、BCを作って販売するという方法。
僕に、ゼロのことを質問してくる人は、彼が折角教えてくれた
この方法を信じてない人が多い。

SHのPKいよる収益は、大きなムラがある。
1日で20M増えたと思えば、2週間で、1M以下の時もある。
55変身を意識し始めたゼロはこの辺にも物足りなさを感じていたんだと思う。
そうして彼は、死神ゼロで夢幻に篭る日々に入る。

彼は、死神ゼロを操作しているときも、度々僕にWISをくれた。
「夢幻が美味すぎる」という内容が多かった。
本当に夢幻へいくと、彼は常にいたし、
接続時間も半端じゃなかった記憶がある。
さらに、エピ3UPの際には、
「BCが飛ぶように売れるから、アデナを黒魔石にして精製すると儲かる」
とも言っていた。
LV48程度のWISDEなら
700~800K程度で精製できるBCが1.4Mで飛ぶように売れるのだから、
ぼろ儲けなのは、誰でも容易に想像できるはず。
DEやってる人なら、エピ3直後にBCの品薄状態が続いていたのを
覚えているはずだとおもう。

実際に夢幻に篭るのは僕もやってみた。
ゼロが言うとおり、本当に美味かった。
安定して一時間に150Kくらい儲かる感じだった。
長時間に渡る単調な狩りを我慢できる人なら、
PKなんかより美味しかっただろうと思う。
当時は中華もいなかったしね。

つまり、ゼロの装備は、
当時夢幻の美味さと、黒魔石の精製率に目をつけた
廃プレイヤーのみが手に入れられたアドヴァンテージによるもので、
SHに関する黒い噂とは、それほど関係ないし、
アデナを買ったりなんかは絶対にしてないと思う。


しばらくすると、中華が現われ始め、
SHが夢幻の封鎖を突破したりして、ゼロが憤慨して
さようなら、って展開になるんだけれど、
丁度ゼロが切れちゃったときって、
SHでゼロと唯一親交があった僕がリネやってない時期だったんだよね。
僕が当時リネやっていれば、
あんなことは起こらなかったんじゃないかな?
とも思ってるんだけど。
SHをBANされた後も、ゼロとはWISのやり取りは何度もあって、
お互いにメリットがある実験したりとか、少ないながらも交流はあった。

ゼロは最近はめっきりWISしてこなくなった。
特に用事がないからこちらからもしない。

そして、現在に至る感じ。

争いごとの渦中に巻き込まれやすいゼロは、
その後、いろんなクランに目の仇にされて、
FM・NSに擦り寄ったけれども、
それも彼の強い責任感のせいだと思ってる。

特に、彼が敵対するインクレは強い。
キャラスペック云々よりも、あすっちゃ達には
及ばないものの、一貫した粘着力を持っているから強い。
ゼロクランには、ゼロ以外にも、ちょこっと話する人が
居たけれども、インクレなんかと戦えるような
精神構造じゃない人が少なく無い感じだった。
NSサイドへの擦り寄りは、責任感の強いゼロがとった、
最終手段としてもっとも最良なものだと思うし、
行為そのものに関しては、評価出来ることだと思っている。



ゼロの嫌な部分も沢山書けるけども、
これだけゼロが各所で叩かれてる中で便乗するのは、
死神ゼロの熱狂的なファンの精製専用さんが怒るから控えておくよ。
そして、いつものようにSHなんかいの言うことを信じるか信じないかは、
皆さんにお任せしますということで。


さて、今回は死神ゼロを大々的に擁護してみたわけですが、
「えへん虫=Nashell=死神ゼロ」という説を、
ヴァイオリンあたりが全茶で騒いでくれることを切に願います。

そして、今だからこそ、「レディオ・ゼロ」の復活を心の底から願います。
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