自民党総裁選挙は、安倍氏と石破氏の争いとなりましたが、当初から安倍氏が優勢と言われているように、政策ではなく、締め付けによって議員票を確保しています。
そのような中で、対立候補の石破茂氏が公開討論を呼び掛けています。しかし、安倍氏側が無視を決め込むつもりです。それとも堂々と拒否しますか。
「
総裁選 石破氏が安倍首相に公開討論求める」(日テレNEWS24 2018年8月16日)
「石破氏は、こう述べた上で「候補者同士の討論は、絶対にお願いしたい」と訴えた。しかし、安倍首相周辺は「優勢の中、直接討論をやっても得がない」として、「テレビ討論の回数を減らしたい」と話している。」
少数であろうと劣勢であろうと、討論によって有権者(議員、党員)に投票行動のための情報を与えるということは選挙の過程においては極めて重要なものです。
少数(劣勢)であったものが、多くの支持を得て逆転するための機会なのです。
どちらの政策の方が理に適っているのかということは討論の過程こそ重要なのです。
言いっ放しで終わっても意味がありません。
確かに石破氏と安倍氏の憲法観は似たり寄ったりで、そこに大きな差は出てこないかもしれませんが、森友や加計学園問題、アベノミクス(と言われなくなった)経済政策などは大きな争点です。国民の声にもどう答えるのかというのも大きな争点の1つです。
その憲法ですら討論を拒否しようというのです。
自分で争点だと言っておきながらですよ。
「
自民党総裁選にみる9条改憲 争点にならないものを持ち出して高揚する右翼議員 外に向かっては黙りの自民党議員たち」
それを「やっても得がない」からやらないというのは、こうした少数派を踏みにじる行為でしかありません。
結論が決まっているから、やっても無駄なんて考えてはいけません。
議論の過程で見えてくるものが必ずあります。見ようとする人にとっては見えてくるものがあるのです。
この間、安倍氏は一貫して討論を拒否してきました。
国会での審議もそうだし、党首討論でも同様の姿勢でした。
「
党首討論、国会質疑の改革はまずは持ち時間に政府側の答弁時間をカウントしないことから改革しよう」
森友、加計学園の問題をよそに満面の笑みの安倍氏夫妻
このような姿勢の安倍氏が日本の総理大臣になってもいい?
石破氏がいいかどうかの問題ではなく、少数の意見に耳を傾けることができないような人が
トップに立って良いのか、問われているのはそこなのです。
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