「検事に女はいらない」だった時代
- 2018.08.03 Friday
- 09:11
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呉鳥人~くれとりびとさんのブログより「黒瀬菅田から朝の風景」
東京医大で女子受験者を一律減点していたというニュース(https://www.asahi.com/articles/ASL823FD7L82UTIL00Q.html 朝日新聞デジタル「東京医大、女子受験者を一律減点 受験者側に説明なし」2018年8月2日)を聞いて,今時まだそんなことをしているのかという驚きを感じるとともに,20年くらい前は検察もそうだったということを思い出した。
私が浦和地検(現さいたま地検)で検察実務修習の指導係検事を務めていたときのこと。
司法修習生の検察実務修習の成績をつけなければならなかったのだが,私が見た限りトップ2人は女性だった。
しかし,上司から,「検事に女はいらない。女に点をやることはないから男の点を上げろ」という奈良判定のような指示があり,私のようなヒラの意見など通る訳ない社会なので,有能な女性2人の評価は不当にも下げられ,その分男性に下駄が履かされた。
その2人の女性は,今はそれぞれ裁判官,弁護士としてご活躍と聞く。
今や,女性が占める割合は,裁判官で約20%,検察官で約22%,弁護士で約18%。
特に,昨年の新人検事は,その39%が女性だそうだ。
最近は,女性裁判所書記官や女性立会事務官も多い。
法廷に行くと,裁判官も書記官も相手方代理人も女性で,法廷にいた男性は私だけということもある。
隔世の感がある。
せっかく医師になってもほんの数年でやめられたら、女性に数点の差で不合格になった男性がいる。
医師として一生する人と、結婚ですぐに辞める人と、もし数点の違いなら一生医師になる人が良いですね。医大にも税金から助成金もあるでしょうからね。
大学病院が、他の病院に派遣する医師がいるからその病院は成り立つのであって、大学病院が医師不足になれば派遣できなくなりますからね。
実際に、医師がいなくなり閉鎖される診療科がありますからね。