----H----091------------------
----a-----------------------------
----n-----------------------
----b-u-n-a-o-i--------------
-----------------------------------
---------------------------------------------------------------
(涼次)お嬢さんを…。
娘さんを…。
く… ハハハハハハッ。
ハハハハハハハッ!
あっ ごめんなさい!
俺 おかしくなっちゃって…。
こういう かしこまったの…。ツボ入っちゃった! ハハハッ!すいません…。
(仙吉)アハハハハハハッ!
ア~ッハッハッハッハッハッ!ほやけど…。
(笑い声)
(宇太郎)本当やな! びっくりするわ!
♪~
♪「おはよう 世の中」
♪「夢を連れて 繰り返した」
♪「湯気には生活のメロディ」
♪「鶏の 歌声も」
♪「線路 風の話し声も」
♪「すべてはモノラルのメロディ」
♪「涙零れる音は」
♪「咲いた花がはじく雨音」
♪「悲しみに青空を」
♪「つづく日々の道の先を」
♪「塞ぐ影に」
♪「アイデアを」
♪「雨の音で歌を歌おう」
♪「すべて超えて響け」
♪「つづく日々を奏でる人へ」
♪「すべて超えて届け」
♪~
おいしいです 鮎の甘露煮。(晴)あ~ 本当!
お口に合って よかった。
(宇太郎)あっ これね こっちの方のお酒。
ふくろうの山。へえ~。ちょっと飲んで。
おいしょ。ありがとうございます。
(宇太郎)よいしょ。(涼次)あ~ いえ お義父さんも。
(鈴愛)やっぱ ここやったか。(仙吉)あ~。
ちょっと飲み過ぎたわ。
おじいちゃん ありがと。笑ってくれて。
どうなるかと思った。
ハハハッ ああいう事あるでな。
葬式で笑いたなったりな。
(草太)おじいちゃん それは あかんわ。
ちょっと 鈴愛。ん?
あっ 草太 戻って。涼ちゃんさん 寂しなってまう。
おとうちゃんしか おらん。
あいよ。 では 未来のお義兄さんとお酒飲んできますね。
おじいちゃんも もう少ししたらギター持って歌いに行くで。
お母ちゃん 何やった?あっ 涼ちゃんさんの寝るとこ。
茶の間でええんやない?ほかにないもんな。
美人やろ?私は おばあちゃんに似とる。
おばあちゃんも調子よかった。
<あらあら お言葉ね。初めまして 涼ちゃん。よろしくね>
ここが 私の部屋やったとこや。
ふ~ん。
あっ ここに龍がいる!
ん?あっ…。
よっ!
ここ。
あっ 本当だ!フフフッ。
子どもの頃から見てた。
小さい頃の鈴愛ちゃんに会いたかったな。
涼ちゃん…。
(草太)あの~…。あっ!
思い出ツアーの最中申し訳ございませんが…。
何よ 草太。お母ちゃんが。
涼ちゃんさん 風呂どうぞって。ああ はい。
あっ ここにいりゃ~たか。
明日ね 明日 どこ行きたい?
店休みやでどこでも連れてけるよ。
明治村か?恵那峡か? 金華山か?
え~っと お風呂に入りながら考えてもいいですか?
おうおう 一緒に入るか?
行ってらっしゃい。(涼次)あっ 行ってきます。
いよっ!
不思議な気分や!涼ちゃんが うちにいるの面白い。
フフッ あんたは相変わらず…。
子どものまんまやな。
そんなんでお嫁行けるんかなあ…。
ほやけど…ほやけど お母ちゃんええ人やろ?
ええ人や。
うわ~。
あっ!(2人)おお…。
忙しい忙しい。 あんたの枕や。
よいしょ。
お風呂 頂きました!みかんが浮いてて いい香りで。
あ~ フフッ。 いつもは そんなしゃれた事せんのやけどね。
あっ こっちは東京より冷えるからこれ どてら。ああ すいません。
ちょっと ダサいかもしれんけど。いやいや。
<何かもう 楡野家はうれしくなってしまって。涼ちゃんの訪問にうれしくなってしまって浮かれています>
(涼次)本当ですか?かっこええよ。
(晴)かっこええな!いやいや… やめて下さい。
あ~ すいません 鈴愛さん 僕も。
湯冷まし。 枕元に…。
ん?
ごめん。 俺…。
どした?
俺… 家族いなくて。
うん。
僕の父親は絵の仕事をしてて母親と2人で海外に仕事に行く事になって…。
僕は おじいちゃんとおばあちゃんちにその間 預けられた。
うん。
行ってらっしゃいって送り出しておじいちゃんとおばあちゃんの家から空港に向かう 途中の事故…。
行ってらっしゃいがあったらお帰りなさいが あるでしょ?普通。
うん…。
行ってらっしゃいのまま終わるって事はないでしょ普通。
うん…。
お父さんとお母さん長い事 帰ってこないなあって思ってた。
(涼次)僕には 家族がいなかった。
♪~
私が家族になるよ。
うん…。
これからは私が家族だし楡野の家の人はみんな アホだけどいい人だから…。
涼ちゃんの家族になるよ。
うん…。
♪~
犬がいたんですか? ポチ。
そうそう私が名前を付けようと思ったら宇太郎が付けてまった。
じいちゃん 何年前の話 しとる?
庭のある家 いいですね。アハハッ。
庭っていっても 猫の額や。
結婚したらどんなとこ住むんですか?
まだ これから…。
あ~ いいなあ 若い人は!
すてき…。
(晴)目がサファイアで口がルビーや。
へえ~ すごい…。
おかあちゃんが結婚してきた時におばあちゃんから もらった。
おばあちゃんが若い時に使っとったらしい。
いいの?うん。
あんたが結婚してく時にあげようと思っとった。
ありがと。 大事にする。
お母ちゃん。何い?
お母ちゃん。
何い 気持ち悪い。
あんたは いつまで言うね?いい年して お母ちゃんって…。
お母さんって言わせなあかなんだ。甘かった。
甘ない。
ちょうどいい。
な~に この子は…。
何やね この子は…。
大きなってまって。
結婚してくかね。
♪~
おめでとう 鈴愛。
お母ちゃん…。
♪~
続いて 誓詞の奏上でございます。
新郎新婦様前の方にお進み下さい。
♪~
あっ!(めあり)ああっ!
鈴愛ちゃん 大丈夫?
あ…。