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(秋風)お前は 才能がある!これは神様がくれたチャンスだ。
いや 律君がくれたチャンスだ!
(鈴愛)律…。
口に出したら悲しい…。
頭の中だけで思うより ずっと…。
もう しゃべるな 鈴愛。もったいない!
しゃべらなくていい!漫画にするんだ!
それを描け!
♪~
♪「おはよう 世の中」
♪「夢を連れて 繰り返した」
♪「湯気には生活のメロディ」
♪「鶏の 歌声も」
♪「線路 風の話し声も」
♪「すべてはモノラルのメロディ」
♪「涙零れる音は」
♪「咲いた花がはじく雨音」
♪「悲しみに青空を」
♪「つづく日々の道の先を」
♪「塞ぐ影に」
♪「アイデアを」
♪「雨の音で歌を歌おう」
♪「すべて超えて届け」
♪~
(藤堂)鈴愛ちゃんはすごいのかもしれない。
(裕子)「月が屋根に隠れる」の話…。
初めて聞いたよね。初めて聞いた。
あの子 感受性すごいのかも。すごいもの描くかも。
秋風先生に 天才って言われてた。
いや 天才とは言ってないよ。
才能があるって。
そうか…。でもさ 裕子ちゃん。
鈴愛ちゃん 失恋したからいいものが描けるって事?
うん。 秋風塾って そうだよね。
自分の体験から物語にしていく。
だとしてもあんなに傷つかなくちゃいいものが描けないんだったらそれは天才じゃないんじゃない?
本当の天才は 全くの想像で描くんじゃないかな?
そうか…。
でも そんな事ってあるのかなあ。分かんないけど…。
とにかく ボクテ。うん 分かる。
その先は言わなくても分かる。
私たちも頑張ろうでしょ?
うん 描こう。
このままだと負ける。 岐阜の猿に。
打倒 岐阜の猿。
♪~
<このように 鈴愛の律君失恋は結果 秋風ハウス3人全員の創作意欲をたきつける事になりました。そして 鈴愛が本当に秋風先生の言うように才能があったかというと…>
駄目! 全然駄目!
構成がなってない。セリフに溺れるな。
<なかなか 天才には遠いようで…>
視点の誘導ができてない。吹き出しの位置が違う!
見開きが弱い!
ベタが雑!
パース取れてない。
お前は いつまで 「月屋根」描いとるんじゃ おんどりゃ~!
日が暮れて カラスが鳴くぞ~!
<こうして「月が屋根に隠れる」は何度も何度でも秋風に駄目を出され同じ物語を150回くらい描かされそして また描き直す>
♪~
<アシスタント作業ももちろん続き…>
♪~
<お風呂にはトーンの破片が浮き…>
ボクテ!ん? 何?カケアミ!
<忙しすぎてカップ麺は3分過ぎそれでも食べ…>
<そうして 1年がたつ頃にはアシスタントとしてはどうにか こうにか 成長し人物も任されるように…>
<でも 鈴愛 月のきれいな夜と眠れない夜には必ず律君を思い出すのでした>
(笛の音)
・(笛の音)
鈴愛ちゃんが 律君を呼んでる。
これ 捨ててほしい。
自分では 1年 よう捨てんかった。
(2人)出た 岐阜弁…。
<鈴愛の岐阜弁は深い心情吐露のスタートです。泣かれるのか? 身構えます>
♪~
俺が捨ててやろう。えっ!?
やっほ~い!(裕子)なんて事を!
こいつが捨ててほしいと言ったんだ。
なあ 楡野。お前の「月に雲が隠れる」は…。
あっ 先生「月が屋根に隠れる」です。
そう それは1年も直しているうちに何が何だか分からなくなった。
俺も何度も読んでいるうちに若干 分からなくなった。
先生 無責任です。
こっちも人間だ。 しかたがない。
このままでは お前は ボクテの「女光源氏によろしく」にも小宮の「5分待って」にも負ける!
お前らもこんな小さいとこの争いに勝って にんまりしててどうする?
ここにいるのは 岐阜の猿だぞ!
なあ 鈴愛。 あの痛いような気持ちを思い出すんだ。
あの 律君に振られたばかりの…。
あの時のお前は すごかったぞ。食べてばかりいて。
先生…。
それを私に思い出させるために今 先生は 笛を捨てたんですか?
先生は おかしいです。何が?
みんなが先生と同じとは思わないで下さい。
何を言っている。私たちは漫画家である前に人間です!
フフフフフフッ!まだ 漫画家にもなっていないくせに…。先生は ロボットです!
漫画を描くためのロボット!私は人間です!
漫画を描くために わざと悲しくなるような事は したくないし悲しい時は悲しむ!
悲しい事を喜ぶ変態にはなりたくない。
先生は 漫画のために何だってする。
それの何が間違ってる?先生は…漫画を描くために人の心を捨てたんだ!
だから 先生は いい年して独りもんで 家庭もなくて友達もいないんだ!
♪~
そんなものは 創作の邪魔だ。
♪~
ある?ううん ないなあ…。
(裕子)あっ 奥は?奥?見た?ない。
小宮君。うわっ 先生!
あ~ うん きれいになったね。
そういう小芝居いらないから。
笛 うさぎの後ろに落ちてました。
うさぎの後ろ。
…は さっき見ましたよ。
♪~
楡野が「月屋根」を描き終えたら返すつもりでした。 どうか。
分かりました。 鈴愛には落ちてたと言います。
先生。
家族がいなくても友達がいなくても私たちは 先生が好きです。
♪~
<そうして 無事に笛はまた鈴愛のもとに戻り…>
<そして また 漫画を描く。アシスタント業務をする。3分過ぎたカップ麺を食べる。その繰り返しでまた1年近くが過ぎた頃…>
<大御所の原稿が落ちてそのピンチヒッターという事でとうとう デビューが…>
じゃあ いくよ いくよ!早く見せてよ。
じゃ~ん!
<デビューしたのは裕子さんですが…>
イエ~イ! イエ~イ!
あんた 分かりやすい。え?
すごい…。


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