うちの嫁は食事の際、何かと「温泉たまご」を添えたがるわけですが、これがなかなか作るのが面倒そうで。
電子レンジで作るにしても爆発するのが怖いからと見張っていたり、あと、よく固まりすぎて失敗したり、容器に卵がこべりついて食洗機だけでは落ちなくなったり。鍋で作るにしても時間きっかりでお湯から取り出さないといけないらしく、タイマーを気にしていたりするんですよね。
が、今回紹介する山田化学の「本格温泉たまご器 No.1528」はホントに便利。何が凄いって、お湯を注いで放置するだけで温泉たまごができちゃう。時間を計る必要も、お湯を捨てる必要もないんです。
製品自体はただのプラスチックの製の箱。なんの変哲もないように見えますが、
底に開けられた小さな穴が凄さの秘密。
この穴のおかげで、お湯が抜ける頃には勝手に温泉卵ができている。という画期的な仕組みです。
こいつを使えば温泉卵の作り方は超簡単。冷蔵庫から出したての卵2つを入れる → シンクで100度のお湯を線まで入れるだけ。
あとは、お湯が勝手に穴から抜けるので、お湯が抜けた頃には温泉卵ができている。というワケ。砂の代わりにお湯を使う砂時計のような発想。かなりイケてると思います。
ということでホントにこんなモノでちゃんと温泉卵ができるのか、実際に試してみることに。
フタを開けると、中にはザルが。おそらくは卵が穴を塞いでしまわないように配慮しているのでしょう。
冷蔵庫から出したばかりの卵を2つ入れたら、シンクに置き、
線までお湯を注いでいきます。電気ポットのお湯は使わないように、ということでしたが、今回は電気ケトルの沸騰したてのお湯を使いました。必要湯量は約700ml前後と思います。
お湯を入れたらフタを閉めます。フタにはちゃんと空気穴があるので、お湯がどんどん抜けていきます。
お湯が完全に抜けたので完成しているはず…です。説明書には13分かかると書いてありましたが、10分くらいでお湯が抜けてしまったようで、若干不安。
フタを開けてみても特に変化は見られません。普通に鍋で作ると殻にヒビが入ることがありますが、今回はそういうこともありませんでした。
と、ここで嫁いわく「温泉たまごは普通冷やすもの」らしいので、大人しく冷やされるのを見ておきます。
で、卵を割ってみると…あ、確かに温泉卵が出来てる!
若干、卵の内側に白身の塊が残ってしまいますが、スプーンで掻き出しておけばOKでしょう。
お湯が抜けるスピードが速かったので失敗したかと思いきや、意外や意外、ちゃんと形になってるじゃありませんか。
というわけで、四川風うどんのトッピングに乗っけるとこんな感じ。(奥は四川料理の雲白肉)
本来の温泉たまごは黄身だけが固まっているものですが、この道具で作ったものはあくまでも簡易版ということで、黄身はトロトロ。白身だけが固まっているものになります。
簡易版とはいえ、わずか13分で、しかも放っておいても温泉たまごができる。ということで、精神的にめちゃくちゃ楽なのは凄い。
ご飯の支度をしている間に勝手にできるので、温玉を添える機会がますます増えそうです。
ちなみに、卵1つにする場合もお湯の量を減らすことで対応できますし、多少、柔らかかったり硬かったりと出来加減が気に入らない場合も、湯量を調整すれば良いだけです。
ちなみにこちらの商品、最近だとセリアとかスーパーの中の100円ショップコーナーでも販売されていることがあります。
運良く見つけられた方は、そちらで購入したほうが安く手に入れられると思いますよ。