ワイズロード二子玉川店 Y'sRoad Futakotamagawa
2018/02/07 17:48
こんにちは。二子玉川店の旅好きスタッフ長山です。
これまで時々ご紹介してきましたが、私は「旅ロード」として
ブリヂストンANCHOR クロモリロード RNC7 に乗っています。
( 以前の紹介記事 )
今回は、少しごついカメラを積むべく、小改造をしましたので、
参考までに経緯と共にご紹介致します。
(サイクリストのカメラ好きって、多いですよね!)
私のライドは旅が主で、その道中に出会った感動を
記録するために、写真をよく撮って来ました。
それがここ4年位、「出会った感動を、よりきれいに撮りたい!」
という衝動に駆られてどんどんカメラにはまるようになり、
少しごつい、防塵防滴耐低温のミラーレス一眼を投入するに至りました。
(これで、雨中ライドでも雪国ライドでも安心して撮影出来る!)
これを活用して、ライド中に「おっ」と思った時、
サッと取り出して撮影したい、のですが、
このカメラ、ライドの携行用としては、正直でかい!
どこに収納すれば良いんだ!?となります。
(一般的なコンデジとサイズ比較)
もう一台の愛車BROMPTONなら、フロントのバッグが大容量なので
放り込むことが出来ますが、軽装が信条のロードでは
拡張性に乏しく、そう簡単にはいきません。
背中のバッグにしまうのがとりあえずの方法ですが、
毎回の出し入れがどうにも面倒で、速写性にも欠けます。
首や肩から下げれば、速写性は上がりますが、ぶらぶらして
走りに専念しづらいですし、ぶら下げ続ける体の負担もあります。
そこで行き着いた結論が、フロントバッグでした。
BROMPTONと同じように手元にあれば、サッと取り出しやすいです。
ひとまず、手持ちの簡易的なフロントバッグで、
昨年の国道299号ライドを始め、試験運用を重ねました。
その使い心地は、目論見通り、便利!
なのですが、バッグが頼りなく、常に不安が拭えませんでした。
そこで目を向けたのが、RIXEN KAULのフロントバッグシリーズ。
MADE IN GERMANYの頑丈な造りで、種類も豊富。
カメラ機材に合わせ、大きさや使い勝手を踏まえて選択出来ます。
デジタルカメラは精密機械なので、しっかり収納物を包む
RIXEN KAULの堅牢さは安心感があります。
受けを装着して、バッグはワンタッチで着脱が可能。
自転車を離れる際や輪行の際、圧倒的に便利です。
難点としては、
◆ハンドルよりも前方にアタッチメントが突き出て、更にその先に
バッグが来るので、重心が前方に出てハンドルが振られやすくなる
(→そこは慣れでカバー、25C程度の太めタイヤ装着も効果ありそう)
◆ハンドルにライトを装着している場合、ライトがバッグに隠れてしまう
(→私はハブライトホルダーを使用しているので問題無し)
◆特にクロモリロードでは、アタッチメントが付いている様は、
正直言って格好良くは無い。
(→突っ込まれたら、「カメラバッグ用です!」と言い張ります(笑)
カメラ機材って、こういうアタッチメントのオンパレードですよね!?)
と言ったところですが、今の私にはメリットの方が圧倒的に大きいので、
RIXEN KAULを自転車用品ではなく「カメラ用品だ!」
と言い聞かせ、投入してみることにしました。
しかし!ここで問題が出て来ました。
私のRNC7号に搭載しているメインコンポーネントは、
シマノ7800系DURA ACE。
現行9100系の、三世代前の古いもの。
だって、平凡なライドに使ってると、DURA ACE壊れないんです。
それに、クロモリロードの雰囲気には、
シルバー基調のパーツが相性良し。
なのですが、古いSTIレバーは、
シフトケーブルが、触角のように外に出ているのです。
(参考画像として、店頭にお預かり中のM様ロードを撮らせて頂きました)
これが、フロントバッグと干渉し、しっくり収まらない。
試しに、小振りのバッグをやや強引に装着してみたら、
変速不良(空打ち)を起こしてしまいました。
かつては、シフトケーブルを、小物を使って強引にルートを
曲げたりする手段もありましたが、それは不格好で、気が向きません。
(現行のSTIしか知らない方は、???ですね・・・)
そこで、考えました。
STIやーめた!
昔ながらのシフトレバー、Wレバーにしたった!
7900系ではありますが、DURA ACEは変わらず!
ブレーキレバーは、素朴なBL-R400。
これなら、シフトレバーはダウンチューブに収まり、
ハンドル周りからはシフトケーブルが消えてスッキリ。
フロントバッグが収まるスペースを確保することが出来ました。
これで、心置きなく旅の撮影に専念出来ます。
(どのバッグを使うかは、引き続き試行錯誤中!)
※尚、フロントバッグの走行振動は、精密機器のデジタルカメラに
とっては、よろしい環境ではありません。
私は、頑丈なカメラを選択の上で、自己責任でやっています。
もし同じようなスタイルでの運搬をご検討の方は、
カメラのトラブルについて当方では責を負いかねます。
ご自身の判断にてお試し下さい。
おいおい、便利なSTI、外しちゃって良いのか!?
と突っ込みが入りそうですが、
もともと私のRNC7号は、先代のカーボンロードに飽き、
旅の雰囲気に合うロードを組みたくなって
クロモリフレームに載せ替えた自転車。
今回の仕様変更のおかげで、よりシンプルに、渋くなり、
テーマである「旅ロード」の雰囲気が高まりました。
私は、旅自転車ランドナーからスポーツ自転車に入ったクチなので、
アナログ感あふれるWレバーは慣れっこなんです。
旅ロードの使い方なら、レースの様なシビアな変速シーンに
遭遇することもそうそうありませんし。
でも、STIとサヨナラするつもりはありません。
いずれ、最新コンポーネント搭載の、戦闘力が高い決戦用ロードを
別に用意すれば良い、という結論です!!
バリバリのロードと、まったりクロモリロード、
その日のライドや気分でうまく使い分ける方、
けっこういらっしゃるんです。
私も、そのスタイルにあやかりたいなあと思いました。
(上記STI触角画像に記したM様が、正にそのスタイル。
かつて、ステキなCOLNAGOクロモリロードをご紹介しました)
と言っても、カメラ、レンズにすっかり予算が流れてしまったので、
今のところ絵に描いた餅のプランですが!
まあ最新機材は、変化がより激しい時代なので、
急がずにいれば、更に良いものが出てくることもあるかと。
逆に、クロモリロードを組むに当たって相性の良い、
雰囲気あるパーツたちは、カーボンフレーム全盛の波に飲まれ、
じわじわと選択肢が減っています。
クロモリロードに興味をお持ちの方は、
早めに組まれた方が良い、のかも?知れません。
余談ですが、RNC7は、2018年モデルより、Wレバー台座が廃止されました。
もう、今回の私のような仕様は出来ません。
まあ、現行のコンポーネントで組めば、シフトケーブル問題は無用。
台座が消えて見た目スッキリしましたし、電動シフトの内装化にも対応。
Wレバーで組む酔狂も、そう居ないでしょうから、
時代に合わせたこの変化、適応は素晴らしいですね。
(私は、ちょっと寂しいですが!)
クロモリロードの話題を書いていたら・・・、
二子玉川店内で、桂川店長が何かゴソゴソやってる!!
乞うご期待!
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