SEOを考慮した内部リンクの構築・調整について
ウェブマスターツールの内部リンクを定期的に確認していますか?
SEO対策では、外部リンクよりも重要度は下がりますが、リンクが多く集まるページはサイトの中でも重要なページと判断されることから、サイト内へのリンクもトップページなど重要なページに集中させたいところです。
先日、あるサイトの内部リンク数を調整したところ、面白い結果になりましたので、その内容をお伝えしたいと思います。
内部リンクについては下記の記事も参考にしてみてください。
ページが多いブログからコンテンツAへのリンクを削除
まず、ウェブマスターツールで内部リンクがトップページ以上に多いページ(コンテンツAとします。)があったので、そのバランスを調整するために、共通して設置されていたブログ記事から「コンテンツA」へのリンクを削除しました。(具体的には100以上のリンクを減らしました。)
すると、トップページの検索順位が7位前後だったものが、次の日には12位まで落ちました。その後は、14位まで下落。
そして、その代わりに、コンテンツAへのリンクを削除したブログトップの検索順位が34位から18位まで上がりました。(検索キーワードはトップとは別)
これは、重要なページからリンクされることによって上位表示が期待できていたトップページが、コンテンツAへのリンクが減ったため、「トップページへ重要なページからリンクされている。」と評価されなくなったから。と、考えられます。
逆にブログトップが上がった理由として、コンテンツAへのリンクが無くなった分、ブログトップへのリンクが評価されたのではないでしょうか?
さらに、リンクを削除したブログ記事の、コンテンツAへのリンクを元に戻してみると、次の日に順位が戻りました。なので、恐らく内部リンク数を調整したことによって順位が変動したと思われます。
このコンテンツAというページがサイト内で評価されていた証拠として、このページのターゲットキーワードでの検索順位が2位となっていました。
内部リンクについて考えられること
内部リンクの調整をした結果、サイトトップが下がり、ブログトップが上がった。
このことからいくつかの仮説が考えられます。
- コンテンツAへの内部被リンクの増減によりサイト全体の重要なページの優先順位に影響した。
- リンクが減ったコンテンツAは重要なページと判断されなくなった?
- サイト全体で一番内部リンクが多かったため、クローラーの巡回経路だったのかもしれない。(トップページへのクローラーの巡回頻度が減った?)
- 内部リンクの構築も非常に大事
これらを元に内部リンクを構築するには?
結果、状況にもよりますが、トップページよりも多い内部リンクは、減らすのではなく、トップへの内部リンクを増やすことを考えた内部リンクを構築するべきかと思います。
このように、内部リンクのバランスも検索順位に影響することがわかりました。
ウェブマスターツールを確認して、内部リンクをうまく構築しましょう。
内部リンクについての詳細はこちらを参考にしてください。
→内部リンクとは?内部リンクの最適化と重要性について
そして、外部リンク対策にはSEO検証実験から開発された、「SEO Pack」で対策することをおすすめします。SEOに関するリンク対策を定期的に確認して変動に強いサイトを目指しましょう。