飼育水槽設備
水槽サイズ
比較的に温和な性格なので、さほど体長差がなければ気にする程でもないかと思われます。
ただし、幼魚期は大食漢なため何でも食べようとしてしまうので、この時期は気を付けてください。
一般に2~3匹の少数混泳ではテリトリー意識を持ちやすくケンカしやすい匹数と言われているので、
単独飼育もしくは 多数飼育によって標的を増やし一方的な虐めをさける、水槽内でのテリトリーを作りにくくするなどの方法があります。
底にいることの多いポリプテルスにとって、水槽の水深はさほど重要ではなく、水槽の幅・奥行の6~7割ほど占める体長でも飼育可能です。
個人的には その水槽サイズもどうかなって思います。
水槽1本に対し 3匹まで飼育する場合の目安
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実際、この匹数はかなり過疎っています。太陽光の影響を受ける水槽設置場所、給餌回数、水換え回数、実際の飼育魚のサイズ これらにより変化してきます。 一般的に目安の水槽サイズでは最大サイズどころか平均サイズまで成長させることすら微妙ですし、少数飼育によるテリトリー意識や泳げる範囲を考慮すれば、1ランク上で飼育することをお奨めします。
全くの異種と混泳させる場合、水質条件が合うサカナであれば混泳可能です。 ただし忘れてならないのがポリプテルスはフィッシュイーター。つまり肉食です。サイズ差によっては捕食します。
反対にポリプテルスが被害者となる場合もあります。強力な電気を発するデンキウナギやデンキナマズなどは当然ながら混泳不可ですし、 セルフィンプレコなどプレコ類がポリプテルスの体表面を舐めてしまい、体表粘液が剥がれ細菌性の病気へと発展してしまう事もあります。
水 温
24~28℃前後が最適温。
困難極める夏場の水温上昇、35℃までなら生存可能と言われています。生息地帯の小さな沼などでは枯渇すればそれ以上の水温になっているかもしれません。
冷却装置などを設置していたのは飼育当初の頃だけ。あまり期待できないので20年以上使っていません。
35℃を上回ってるだろう水温でも活発に泳ぎ回っていました。
家にいるときは こっちがバテちゃうので冷房使いますが、そもそも戸建てだと一番涼しいとこに設置してあるので、1日中 冷房つけっぱしなくてもいけています。
ん十年に一度の最高気温とか耳にする機会が多くなったので、この先つけっぱが来るかもしれない。
ただ、過去にマンション暮らしが少々ありまして、連日 猛暑の続く、太陽光が直接水槽にあたらないでも3方向 日当たり良好部屋での飼育、ついでに旅行中で空気入れ替えなしは どの部屋の水槽もダメでしたね。
ここまで暑くなるとは思ってなかった+冷房つけて行けばよかったの大後悔
うちの冬場の水温設定は20℃ですが、吸盤の水温計は よく体当たりして浮かしてくれるで使用してません。
水温センサー部分だけ水槽内に配置するタイプも思いのほかアテにならない温度を表示してくれるので、実際はどれくらいか不明です。
水替えの時も手突っ込んでみて、うん これくらいかなってテキトーのサーモ任せ飼育をしています。
どう考えても冷たすぎるよって感じる低水温はポリプテルスがおかしなポーズで固まります。
どっちが壊れたか分からなかったので、ダッシュでサーモとヒーター買いに出かけました。
水 質
弱酸性(pH6.0)~中性(pH7.0) 硬度60mg/L以下の軟水 一般的に熱帯魚といわれる魚類に比べ水質に対する許容範囲がひろく、成魚であれば特別な考慮せずとも弱アルカリ性でも飼育できます。 あまり水替えを怠りすぎると、排泄物・老廃物、バクテリアの影響で水質が強酸性に変化していきます。 急激すぎるpHや硬度の変化は体調を崩す原因になります。目の白濁などの障害、底に沈んだまま動かなくなる、餌食いが悪くなる など 普段とは違った症状がみられたら水質を疑ってみてください。 酸性に傾きにくくなるよう濾材にサンゴ砂や貝殻を混ぜる方法があります。 これはサンゴ砂や貝殻の主成分 炭酸カルシウムは、水に溶けやすく また反応してpH7.0に保つ働きを利用したもので、 特に多穴質のサンゴ砂は溶けだしがいいようですが、手荒に使うと崩れて破片まみれになるのが難点。 |
お手軽に水道水を中和させる調整剤がありますが、病原菌や水質の変化に強いポリプテルスも残念なことに薬品に弱いため、あまりお奨めはできません。 硬度とは水1L中に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル量を数値で表したものです。 硬度が100mg/L以下を軟水、100mg/L以上を中硬水~硬水としています。 川に流れる水の多くは地面に浸み込み、地層中を通過する際にミネラルを含んで湧き出たものですが、日本での水は地殻形成物質や地中での滞留時間の違いにより多くは軟水です。 落ちついた水って何?ですが、いわゆる軟水の落ちついた水で飼育していると、デルヘジィやオルナティピンニスは頭部付近や胸ビレなどが緑変します。 特にパルマス ポーリーは最も緑変しやすくグリーンポリプとも呼ばれています。 pH試薬で管理しなくても、東京都の水道水は硬度60mg/L前後らしいので、気にせずとも熱帯魚の基本的な飼育方法で忘れたころに緑変しています。 |
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