2017/10/13 オフィスは自由席!今話題の「フリーアドレスオフィス」の効果・メリットとは?
フリーアドレスオフィス仕様にする企業が増えてきているといわれていますが、フリーアドレスオフィスとはどのようなものなのでしょうか。フリーアドレスオフィスにすることで得られる効果やメリット、デメリットについて紹介します。
フリーアドレスオフィスとは?
フリーアドレスオフィスとは社員に固定席を設けず、すべて自由席にしたオフィスのことです。従来のオフィスであれば自分専用のデスクがあり、上司や管理者の目が行き届く場所で仕事をしていましたが、フリーアドレスオフィスはそれとは真逆のオフィス形態です。社員すべてに固定席を割り当てることはせず、仕事内容や状況に応じて、空席やオープンスペースを利用するなどオフィスを自由に使えることが前提となっています。日本では、外資系企業やIT企業などを中心としてフリーアドレスオフィスにする企業が増えてきています。
オフィス改革!フリーアドレスのメリット
不在席を在席者が使うことでデスク費用を減らし、オフィススペースの利用率アップを目的に考案されたのがフリーアドレスです。そのため、コスト削減と固定席がないことでチーム編成が自由に行えることがフリーアドレスのメリットとなります。IT企業では異なる部署との連携が求められることが多いため、フリースペースを容易に使えることで、チーム編成をスピーディーに行うことが可能となります。IT企業でフリーアドレスオフィスの導入が多いのはこれが理由です。もうひとつのメリットは、円滑なコミュニケーションが図れることです。固定のデスクでは決まった社員としか会話しないので、新しいアイデアやインスピレーションは生まれにくいですが、自由席では壁がないのであらゆる人とコミュニケーションをとることが可能です。新たなコミュニケーションを活性化することができれば、創造性の育成につながるためより多くのアイデアを生み出すことができるのです。
問題も付随…?フリーアドレスのデメリット
社員によっては専用の居場所がないことで疎外感を感じてしまう場合や、中途社員では座りにくいためプレッシャーを感じるなどのデメリットがあげられます。もっとも大きなデメリットといえば、フリーアドレスを有効活用できずに非効率的になってしまうことです。フリーアドレスにした当初の目的がまったく意味をなさない状態になっていると、コミュニケーションも満足に行われず無駄な時間が増えて、社員同士で信頼関係がなくなってしまうケースもあります。そのため、フリーアドレスを導入する際には事前に企業全体でミーティングを行い、導入後にも社員をサポートすることが大切です。どのような理由でレイアウトを変えるのか、その方針に社員が納得できなければフリーアドレスを導入しても意味がないといえます。企業方針を明確にして、社員の意識改革を行うことができれば、フリーアドレスオフィスで確かな効果を得ることが可能です。
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